進学祝や就職祝いなどの贈り物として、あるいは懸賞品やアンケートの謝礼などとして、図書カードをもらったことがある方は多いと思います。

そんな図書カードですが、書店で本を買う時に使うものというイメージがあるかと思います。図書カードは基本的にはそのイメージどおりのものなのですが、実はそれ以外にも使えることがあります。

また、普段あまり本を読まないという場合などは図書カードを持て余しがちになります。そんな時に有効な使い道はないのかということについて気になる方もおられることでしょう。

ということで、図書カードが使えるお店や有効な使い方などについて紹介していきたいと思います。

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図書カードとは

図書カード」というと、本が買えるプリペイドカードというイメージがあると思います。

正式名称は「全国共通図書カード」といい、日本図書普及株式会社が発行するギフトカードです。

一応、本と雑誌などの出版物を買うことができるプリペイドカードという位置づけです。

図書カード

図書券との違いは?

平成17年まで「図書券(全国共通図書券)」というものが発行されていましたが、こちらは現在発行されていません。現在は図書カードのみが発行されています。

図書券は紙の商品券で、使用は一回限りでした。

これに対して図書カードは、残高がなくなるまで繰り返し使えるプリペイドカードということが大きな違いですね。

ちなみに図書券は、有効期限に関係なく現在でも使用することはできるようです。

使えるお店

図書カードが使えるお店は、図書カードの加盟店制度に加入している書店等で、カード読取り端末機が設置してあるお店です。

ですから、基本的には「書店」、いわゆる「本屋さん」ということになります。

ただ、書店かどうか見分けがつきにくいお店でも、図書カードが使える場合がありますので、微妙な場合は確認されたほうがよいでしょう。

例えば以下のお店では、書籍や雑誌などを購入する場合は、ほぼ図書カードを使うことができます。

  • 書店
  • 大手家電量販店の書籍売り場
  • 大手スーパーなどの書籍売り場
  • 大学生協(書籍・雑誌など)
  • CD・DVDレンタルショップ(書籍・雑誌など)
  • ヴィレッジヴァンガード(全商品)
  • アニメイト(全商品)

 

基本的には書籍・雑誌

図書カードで購入できる商品は「出版物」というのが原則ですが、加盟店によってその範囲が違うようです。多くの書店では書籍や雑誌、写真集など以外には使えないところが多いようです。

また、大きな家電量販店などでは書籍売り場を設けている店舗もありますが、そういったところでも図書カードは使えることが多くなっています。

ただし、使える商品は書籍などに限定されていたり、独自のポイントカードとの併用はできないなどといった制限もあるようです。例えば、ヨドバシカメラの場合も、図書カードは書籍に限られ、ポイント還元の対象外としているようです。

また、ツタヤ(TSUTAYA)ゲオ(GEO)といったCD・DVDレンタルショップで新刊書籍の取り扱いのある店では、書籍や雑誌に限り図書カードが使えることが多いようです。

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全商品使えるお店もある

図書カードの発行元は、使える商品は「出版物」に限定していますが、どの範囲まで出版物に含めるのかということは、加盟店によって多少違いがあるようです。

例えば、「ヴィレッジヴァンガード」や「アニメイト」といったところでは、店内にあるすべての商品を図書カードで購入することができるようです。

つまり、本以外でもCDやDVD、BD、その他雑貨類など店内にある商品なら全てOKとのことです。これは便利ですね。

ただ、これは記事執筆時点の情報ですので、変更される可能性はありますし、店舗によって異なる可能性もありますので、ご利用前は確認されることをおすすめします。

使えないお店

これに対して、使えないお店はどんなお店かというと、図書カードの加盟店制度に加入していないお店や、加入していてもカード読取り端末機が設置していないお店です。

たとえ書店であってもこの条件を満たしていないと図書カードを使うことはできません。

また以下のように、一見使えそうで使えないお店がありますので、注意してください。

  • 古本屋(古書店)
  • 本のネット通販(オンラインショップ)

 

ブックオフや古本市場のような大手古本チェーン店でも図書カードは利用できません。数年前はできた店舗もありましたが、現在は利用できなくなっています。

おそらく図書カードを発行している日本図書普及株式会社が、出版業界の共同運営会社ということなので、あくまで新刊を扱うお店で使われることが、事業目的に合致するからなのだと推測されます。

また、書店であってもネットショップ(オンラインショップ)などの通信販売の場合は図書カードを使うことができないことがほとんどです。

アマゾンや楽天ブックス、ヤフーショッピングなどの本のネットショップなども使えません。これはおそらく決済上、手続きが複雑になるなどの問題があるからなのだと思います。

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お得な使い方

現に図書カードをギフトなどとしてもらって手元にあるという場合などの使い道は、

  • 店舗で使う
  • 売却する
  • プレゼントする

 

ということがあげられます。

店舗で使う

まず店舗で使うということですが、使用できるお店は先ほど紹介したようなお店に限られます。

ただ、大手書店のポイントカードや、ツタヤなどTポイントカードなどを提示すれば、図書カードでの支払いの場合でもポイントがつく場合があります。

ですから、そういったポイントカードをお持ちの場合は、併用することで若干お得になります。

また後ほど紹介しますが、金券ショップなどで額面を下回った値段で図書カードを購入したうえで、図書カードで支払いをすることでよりお得になる場合もあります。

売却する

どうしても図書カードを扱っている店舗に買いたい商品がないといった場合や、近くに図書カードが使えるお店がないといった場合には、図書カードを売却して換金するという方法や物々交換サイトなどで別の物と交換するといった方法もあります。

売却する方法は、額面より安くなりますが、金券ショップ(チケットショップ)などに買い取ってもらう方法やヤフオクなどのオークションサイトで売却するという方法があります。

もっとも、図書カードの絵柄が珍しいものなどはプレミアムがついて額面以上の値段で取引されることもありますので、珍しい絵柄の場合はチェックしてみる価値はあります。

プレゼントする

図書カードは、未使用の状態で傷んでいなければ、そのまま誰かにプレゼントする際の商品として利用してしまってもよいかもしれません。

現金とまではいかなくても図書カードは額面分の商品が買えるプリペイドカードですので、もらって嫌がる人はあまりいないでしょう。

図書カードの入手方法

これまでは、図書カードの使い方などについて紹介してきましたが、図書カードを入手する方法について触れておきます。

仮に額面を下回った値段で手に入れることができれば、現金で支払うよりもその差額がお得になりますので、欲しい本などがある場合には検討に値します。

入手するには主に以下の方法があります。

  • 書店で購入
  • 金券ショップ(チケットショップ)
  • オークションサイト
  • 物々交換サイト

 

書店で購入する場合は、額面でしか販売されていません。500円分なら500円、1000円分なら1000円です。ギフトにする以外はほぼメリットはありませんね。

金券ショップなどはほとんどの場合、額面を少し下回った値段で販売されていることが多いですから、そこは狙い目になります。

ただ、書店に近い場所にある金券ショップや、駅の改札口に近い金券ショップでは、図書カードの販売価格も額面に限りなく近い値段で売られていたりしますので、あまり安くは買えないことが多いです。

できれば金券ショップが集中して立ち並んでいるスポットのお店や、少し辺ぴなところにある金券ショップなどは少し安く販売されているかもしれませんので、いくつかまわって価格をチェックしてみてもいいかもしれません。

また、オークションサイトなどでも額面を下回った価格で図書カードが販売されていますので、オークションサイトを利用される方はチェックしてみてもいいでしょう。

ただ、額面を大幅に上回るプレミアム価格になっている図書カードも多く出品されていますので注意してください。

また、条件があえば物々交換サイトを利用して、不用品を処分する対価として図書カードを手に入れるという方法もあります。

さいごに

以上、図書カードが使えるお店やお得な使い方、入手方法などについて紹介してきました。

本以外にも図書カードが使えるお店があるというのは、あまり知られていないかもしれませんね。

ちなみに管理人は本を書店で購入する際は、ほぼ図書カードを金券ショップで手に入れてから、その図書カードで本を購入しています。

大手書店のポイントカードと併用すれば、現金だけで購入するよりも数パーセント程度お得になります。多少手間はかかりますが、金券ショップを利用できる環境にある方は節約術として検討されてはいかがでしょうか。

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