この記事では、STEPN(ステップン)を数か月プレイして感じたメリットやデメリット、現状などについて書きたいと思います。

STEPNは一時期、暴落して稼げなくなったとの声が多くあったために、今でもプレイできるのか疑問に思っている方もおられるかもしれませんが、全く問題なくできます。

また、FTX破綻後も問題なくプレイできており、私がFTX Japanに預けていたSOLは、2023年2月21日以降Liquid Japan口座へ移管後、出庫可能となり無事出金することができました。

STEPNに関係する暗号資産や、スニーカー等の価格には変動があり、暴落といわれるほど価格が下がったのは事実ですが、ゲーム自体が崩壊してプレイできなくなったということは全くありません。まだまだ新しい機能や新しいレルムの展開などが予定されている開発途中のプロジェクトです。

ホワイトペーパーによると、人々をより健康的なライフスタイルに導き、気候変動と戦い、一般の人々をWeb 3.0に接続することを目指す旨記載されており、長期的視点に立ったものであることが伺えます。

そんなSTEPNですが、私が実際にプレイして感じたことなどについて紹介します。なお、この記事はあくまで一個人の感想であり、プレイすることを推奨するものではありません。

Sponsored Links

メリット

私がSTEPNを始めたことで感じているメリットは以下です。

  • 歩く習慣が身につく
  • 暗号資産関連のリテラシーが身につく
  • 稼げる
  • 近所の街に詳しくなる
  • コミュニティの楽しみがある
  • エコに貢献できる!?

順番に見ていきます。

歩く習慣が身につく

STEPNを始めたことで私の生活は大きく変化しました。変化とは、歩く習慣が身についたということです。これは多くのプレーヤーも口にしています。

私のこれまでの生活では、移動で歩かないといけない場合以外は、自主的にウォーキングの時間をとるということはしていませんでした。

1日1万歩くらい歩いたほうがよい、ということは聞いたことがありますが、それを習慣づけようとしてもなかなか難しいものがありました。はっきりとしたインセンティブがないからです。

通勤・通学などで毎日1万歩ほど歩かざるを得ない状況になったとか、何かしらの強制力が無い限り、意図的に歩く習慣を身に着けることは私には永遠に無理とも思われました。

しかし、STEPNを始めたことで、いとも簡単に毎日欠かさずに1時間前後、1万歩ほど歩く習慣が身につきました。これはものすごく画期的なことではないかと思います。

ゲームの楽しさに加え、わずかでも稼げるということが大きなインセンティブとなり、「歩かないと損する」みないな感情がうまれたことで、歩かないわけにはいかないという状況になりました。

このアプリがなければ歩く習慣をつけることが難しいと思われたことが、STEPNのシステムを通して、わずかでも稼ぎながら、そして楽しみながらいとも簡単に習慣づけすることができました。

暗号資産関連のリテラシーが身につく

私はSTEPNのいわゆるS国でプレイしていますが、他にはB国、E国があります。今後はラインブロックチェーン上でもサービスが開始されるともいわれています。

STEPNをプレイする中で、暗号資産のアーニングのほかに、暗号資産を使ってのアイテムの売買や、トレード送金等を行いますので、暗号資産関係のリテラシーが自然と身につきます。

S国ではGSTやGMTという暗号資産(仮想通貨)を稼ぐことができます。靴のレベルアップや修理、ミステリーボックスの開封、ヘルスポイントの回復などにGSTやGMTが必要になり、靴やジェムなどの購入にはSOLが必要になります。これら通貨はSTEPNのウォレット内で両替が可能です。

こういった暗号資産を扱うことで、暗号資産価格や価格や、価格変動に影響するニュースに敏感になります。このように、実践を通して暗号資産関連の知識が自然と身につきます。

実践が伴った知識は、文字情報だけで得た知識よりも何倍もの価値があるといえます。

稼げる

歩くことで稼げるというのは、強烈なインセンティブになります。

STEPNが盛り上がっていて時期と比べて、現在は大きな額を稼ぐことの難易度がかなり上がりました。しかし、現在でも小銭程度であれば稼ぐことは難しくはありません。

初期投資の額をどのくらいにするかにもよりますが、塵も積もればで毎日続けていると、お小遣い程度の収益を上げることは可能です。

単に歩くだけではなく、研究していけば色々な収益の上げ方がわかってくるので、頭を使って楽しみながら稼ぐこともできます。

近所の街に詳しくなる

人によって歩く場所は異なると思いますが、私の場合は家の近所を歩くことが多いです。そのため近所の街に詳しくなり、新しい発見がたくさんあって楽しいです。

家の近所であっても行ったことがなかった所がたくさんあり、「こんな店がったのか」とか「この道はここと通じていたのか」とか、初めて知ることがたくさんあります。

STEPNをやらなかったら見なかったであろう景色をたくさん見ることができて、より地元に愛着をもてるようになった気がしています。

コミュニティの楽しみがある

STEPN関連の情報は、ブログやyoutubeのほかに、ディスコードやツイッターなどのSNSからも得ることができます。

ディスコードは公式のもの以外でも、ゲーム関連のDAOなどでも情報交換がされています。ツイッターでは公式アンバサダーの方が情報発信しておられたり、定期的にイベントを開催されていたりと、プレーヤー同士で交流できる場があります。

こういった場での交流を通してモチベーションを高めたり、様々なプレイ方法やテクニックを知ることができ、一人でプレイするよりも効率的に有益な情報を仕入れることができます。

エコに貢献できる!?

STEPNを始めてしばらくたってから気づいたことですが、自動車やオートバイに乗る回数が少し減りました。

以前なら、用事で出かけるときに自動車やオートバイで出かけていたところ、STEPNで歩くついでに徒歩で出かけたり、少し遠いところなら自転車で出かけて片道は自転車を押して歩くなどすることが増えました。

ということは、STEPNを始める前よりも化石燃料を消費する量が減ったといえ、CO2削減に寄与していますね。

STEPNのホワイトペーパーにある「気候変動と戦」うという理念にかなったことができていると言えるのではないでしょうか。

デメリット

次にSTEPNのデメリットとして感じたことは以下です。

  • 初期設定が煩雑
  • 初期費用がかかる
  • ルールが複雑
  • ボラティリティが高い
  • 沼にはまる可能性がある

順番に見ていきます。

初期設定が煩雑

以前記事にもしましたが、STEPNを始めるまでの設定が煩雑ということです。

STEPNを始めるにはアプリをダウンロードするだけでは足りず、メール認証、スニーカー等を購入するための暗号資産の準備(取引所の口座開設、購入、送金)、ウォレットの作成、シードフレーズ・パスワードの厳重管理、アプリ内での資金移動、スニーカー等の購入などを経てようやくプレイが可能になります。

この段階で挫折される方がおられても不思議ではないと思います。

もっともブロックチェーンで金銭的価値が絡むゲームなので、セキュリティ的にも厳しくする必要があるので仕方がない面はあります。

初期費用がかかる

STEPNに似たようなMove to earn系のアプリで無料で始められるものがありますが、STEPNを始めるには有料のスニーカーのNFTを購入する必要があり、初期費用がかかります。

スニーカーのフロア価格はSTEPN開始当初に比べると安くはなってきていますが、多少なりとも初期費用が必要です。最低でも数千円程度はかかります。

上を見ればキリがないとも言えるほど、アイテムの価格は幅があります。まずは無くなっても困らない程度の金額からスタートするのが無難です。

ルールが複雑

煩雑な初期設定をクリアし、プレイスタートしたとしても、ルールが複雑なので理解するのにそれなりの時間がかかります。プレイする前に完璧にルールを理解することはかなり難しいことだと思います。

スニーカーの種類や性能、ジェムの種類、スニーカーのミントやエンハンス、レベル上げ、ミステリーボックスの種類や拾い方、その他様々な要素によって稼ぐ効率が変わってきますので、色々な点を考慮しながらプレイしていく必要があります。

それに加え、新しい機能の追加や変更等も頻繁に行われるため、常に最新の情報をチェックしておかないとすぐに時代遅れになってしまう可能性もあります。

このように、ルールが複雑かつ変化も早いため効率よく稼ぎたい場合は、色々な点に注意しながらプレイしていく必要があります。

ただ、逆に言うと簡単に攻略できて一丁上がりというゲームではなく、長い時間と再投資を繰り返しながら、戦略を練っていく奥が深いゲームということもできます。

ボラティリティが高い

STEPNに関係する暗号資産、S国ではSOL、GST、GMTをはじめ、その他のレルムに関係する暗号資産でも、暗号資産は全般的に価格変動が激しいです。投資としてみた場合、先が読みづらく、リスクが大きくなる傾向があります。

事実、STEPN開始当初から始めて大きな利益を出した方がおられた反面、高値掴みして含み損を抱えたままの形もおられ、はたまた損切りして撤退された方もおられます。

現在は少額から始められるようになったとはいえ、リスクもそれなりにあるということを常に意識しておくべきと思老います。

沼にはまる可能性がある

STEPNは様々なルールや仕掛けがあり、奥深いゲームを楽しむことができる反面、考えを巡らせば巡らせるほどのめり込んでしまうことがあります。これを巷では「ステップン沼にはまる」をいった言い方がされます。

1日に歩ける時間は所持するスニーカーの数によって決まるので、歩くこと自体にのめり込む恐れはあまりありません。

しかし戦略を練っていると、もっとスニーカーを増やしたい、もっといいスニーカーが欲しい、もっといいジェム…と、追加投資する額がどんどんと大きくなってしまうおそれはあります。

SNSでは靴を何十足と持っている上級者の発信も多いため、それに追いつきたい気持ちが芽生えるかもしれませんが、無理のない範囲で自制しながら長く続けることが大事だと思います。

おわりに

以上、私がSTEPNをプレイしてみて感じたメリットとデメリットについてでした。

私自身はSTEPNを始めたことで歩く習慣がつきました。というより、少額でも稼げるというインセンティブがあるので毎日歩くようになった、というほうが正確かもしれません。

健康のためにどうせ歩く(歩かなければならない)のであれば、アプリを起動するだけで稼げるなら、稼げたほうがいいに決まっています。ということで、現在のところ私にはSTEPNをやめる理由がありません。

楽しみながら人々を健康なライフスタイルに変えてくれる画期的なゲームアプリですが、まだまだ先の長いプロジェクトだと思いますので、これからも長期的に付き合っていきたいと思います。

Sponsored Links