亜鉛メッキ鋼板のバケツを使っていたところ、内側の底の方が錆び始めました。
放っておけば錆がどんどん進行するので錆止めをしなければならないと思いました。錆止め&錆転換剤のようなものを探していたところ、サビキラーという商品を知り、これを使ってみることにしました。
錆転換剤というのは、いわゆる赤サビを黒サビに転換して赤サビの発生を抑えることを目的にしたものです。
今回はこの塗料を錆びたバケツに塗る工程について紹介します。
下地処理
塗装の効果を長持ちさせるには、塗装前に塗装面の錆や汚れを落として表面をならす作業をしておくことが大切です。いわゆるケレン作業といわれる作業です。
今回は300~400番の耐水ペーパーで一通り研磨して表面をならしました。
今回使用するのは、サビキラープロ(シルバー)です。
今回は研磨後時間が経っていたので乾燥していましたが、サビキラーは水性なので塗装面が湿っていても塗ることができます。
サビキラーは下地用としても使用できるほか、サビキラーのみで仕上げることもできます。その場合、3回塗りが必要とのことです。
今回はサビキラーのみで仕上げるので、3回塗ることにしました。まず容器を開けて、塗料をしっかりとかき混ぜます。
必要な量を別の器に入れ1:1の割合で水と混ぜて、塗る面全体に薄く塗ってアンダーコートをします。3時間以上時間を置けば下地処理は完了です。
本塗り
1回目
下地処理後、3時間以上時間が経ってから1回目を原液で塗っていきます。
刷毛はダイソーで購入した3センチ幅の平ハケを使用しました。バケツ内側の側面はローラータイプのものを使おうと思いましたが、適当な大きさのものがなかったので、平ハケのみで塗りました。
1回目を塗った後、しばらく時間が経つと、錆転換反応で変色した斑点ができていました。
2回目
1回目の塗装後、3時間以上あけてから2回目を塗ります。
2回目塗装後も錆転換反応の斑点ができていました。
3回目
別の塗料を上塗りする場合は、サビキラープロは2回塗りで終わりですが、他の塗料を塗らない場合は3回目を塗ることが推奨されています。今回は他の塗料は塗らないので、3回目を塗ります。
変色している部分もわからなくなるように上塗りしましたが、乾燥したらまだ少し斑点は残っていました。とりあえずこの状態でしばらく様子を見てみたいと思います。
おわりに
錆は放置すればどんどん進行し、やがてボロボロになるまで腐食しますが、錆転換剤などで科学反応させてそれ以上進行しないようにすれば、その製品を長持ちさせることができます。
錆びてもあきらめずに対策しましょう。