暑くなる季節、久しぶりにエアコンをつけるのにちょっとした勇気が必要なのは私だけでしょうか・・・。

なぜエアコンをつけるのに勇気が必要かというと、数ヶ月ぶりにつけるエアコンには、その分のホコリやカビがたまっているので、それらがまき散らされるのでは!?、と思ってしまうからです。

特に古いエアコンだとイヤなニオイもしたりして、体に悪そうで心配です。

全く清掃やクリーニングをせずにエアコンをつけてのどを痛めてしまったという経験のある管理人は、久しぶりにエアコンをつける時は、必ずエアコンをきれいにするようにしています。

ということで、エアコンをキレイにする方法について考えてみたいと思います。

 

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エアコンをキレイにする3つの方法

どのようにエアコンをきれいにするかということですが、

  • 自分で清掃・洗浄する
  • 業者に依頼する
  • エアコンを買い替える

の3つの方法があります。

このうちのどれを選ぶのがいいのかについて、それぞれの状況に合わせて検討してみますので、参考にしてみてくださいね。

エアコン洗浄は自分でする?業者に頼む?

自分で清掃・洗浄する

まずは、自分でエアコンをクリーニングするという方法ですね。

これが一番安上がりに思えますし、時間もあまりかかりませんので、まずはチャレンジしてみたい方法です。

この方法のメリットは、

  • 費用が安い
  • 手軽にできる

ということです。

デメリット

  • 手間がかかる
  • 完璧にできないことが多い

ということです。

フィルター清掃は基本

せっかくキレイにしたつもりなのに、あまりきれいになっていなかったというのでは、悲しいですよね。

しかし、管理人も含めた素人がする場合、やれることが限られてきます。

おそらく、エアコンのクリーニングというと、多くの方がイメージするのは、

  • フィルター清掃
  • 冷却フィン洗浄

ではないでしょうか。

フィルターについては、ほとんどの方はご存知だと思いますが(もしわからない場合はエアコンの説明書を参照してくださいね。)、エアコンが空気を吸うときにホコリなどを除去する役目を果たすフィルターです。

目詰まりを起こしていると、エアコンが空気が吸う際に抵抗が大きくなりますので、ホコリなゴミなどを除去する必要があります。

次に、冷却フィンですが、これはフィルターを外すと見える金属製の熱交換器の部分のことで、この部分の洗浄です。

確かにこれらは非常に基本となる重要な作業です。

しかし、これらの作業だけではイヤなニオイが完全に取れない場合があります。

 

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他にも洗浄すべきところがある

特に古いエアコンなどは、フィルターや冷却フィン以外にも汚れやカビが発生していて、それらも除去しないとイヤなニオイは除去できないということがよくあります。

本格的にキレイにするには、上記以外にも、

  • 冷却ファン
  • ルーバー
  • ドレンパン

なども洗浄する必要があります。

エアコン洗浄は自分でする?業者に頼む?3

冷却ファンというのは、回転する筒状のもので、空気を送り出すための羽になるように切れ込みが入っているものです。

冷却ファンは取り外したほうが作業はしやすいですが、プロでないと取り外しが困難であることが多いです。

ルーバーというのは、風向きを左右に調節するための羽根のようなものですね。

これらにもカビやホコリがこびりついていることがあります。

また、ドレンパンというのは、冷却フィンに水滴がができたときにその受け皿となって室外へ水滴を逃すための溝のようなものです。ここにも結構な汚れがたまっていることがあります。

ちなみに、管理人の家の15年以上使っているエアコンのドレンパンを見てみると、何度も何度も拭かないと除去できないくらいの真っ黒い汚れがたまっていました。

それだけでなく、室外のドレンホースが地面についていたためか、そこからマルムシがホースを伝って上がっていたのだと思いますが、ドレンパンにマルムシがいたというのはここだけの秘密です。

では室外機はどうなのか気になる方もおられるかもしれません。

部屋の外に設置されている室外機は基本的にメンテナンスフリーでよいとされていますが、掃除すべきかどうかのチェックポイントを以下の記事にまとめていますので、よろしければ記事を参考にしてください。

エアコン室外機を掃除すべきかの4つのチェックポイント

リスクと手間は覚悟すべき!?

ここまで紹介したような部分まで洗浄しようとすると、ドライバーを使ってカバーを外したりする必要があります。そのような手間がかかるだけでなく、下手に分解したりしようとすると、故障してしまうリスクも生じます。

また、ホームセンターなどで売られている洗浄スプレーを利用される場合が多いと思いますが、この洗浄スプレーは、プロの方からすると、

  • きちんと洗浄液が洗い流すことができない
  • 洗浄液とホコリなどが固まって故障の原因になる

といった可能性があることから、評判の悪いものとなっています。

自分で行う場合には、このような手間とリスクがあるということから、技術と知識があるという方以外は、本格的なエアコン洗浄は容易ではないということがいえると思います。

ただ、購入してからそれほど年数が経過していないエアコンなどでとりあえずイヤな臭いを抑えたいという場合には、以下の「くうきれい」という洗浄剤はお勧めです。

この商品は冷却フィン用とファン用に分かれていて、ホームセンターなどで売られているものより多少値は張りますが、評判のよい商品です。以下(楽天へのリンク)はセット商品ですがバラ売りで買うこともできます。

 

 

アマゾンで販売されている「くうきれい」

 

業者に依頼する

今までの説明から、エアコンのクリーニングは、難しくて面倒そう・・・と感じられた方もいらっしゃるかもしれません。

それでも、エアコンをキレイにしたいという場合は、プロのエアコン洗浄の業者さんに頼むのがよいかもしれません。

業者さんに頼むメリットとしては、

  • プロならではのきちんとした洗浄が行われる
  • 自分で面倒な作業をしなくてよい
  • 抗菌・防カビ処理などのプラスアルファのサービスがある

ということです。

やはりプロの業者さんは、必要な部分は分解して洗浄しますので、隅々まできっちりと洗浄してもらうことができます。

また、抗菌・防カビ処理などのオプションもあり、プラスアルファのサービスも受けることができるのもうれしいですね。

デメリットとしては

  • 費用が1~2万円程度がかかる
  • 作業時間が1~3時間程度かかる

プロにお任せするということで、やはり費用はかかってきます。

だいたいエアコン1台の洗浄で安いところで1万円ちょっと位の料金です。その他にオプションなどもありますので、追加すれば追加料金はかかります。

また、作業は丁寧にする業者さんであれば、3時間ほどかけてされるところもあるようです。業者さんに来てもらう場合、留守にするわけにはいかないので、その時間分は家にいる必要がありますので、その分時間を割く必要はでてきますね。

以上、業者さんに依頼する場合でしたが、古いエアコンの場合、そのクリーニングに1~2万円もお金をかけるのはちょっと抵抗があるという気持ちが出てくる場合もあるかもしれません。

ということで、次は買い替えの選択肢についてみてみます。

エアコンを買い替える

現在のエアコンが10年、15年、あるいはそれ以上前に製造されたエアコンであれば、エアコンの買い替えを検討されるのもいいかもしれません。

エアコンを新品に買い換えれば、新品でキレイなエアコンになるということだけでなく、長期的に見て出費を抑えられる可能性があるからです。

エアコンは、最新のものになればなるほど、省エネ効果が高くなる傾向にあるため、省エネ効果の低い古いエアコンを使い続けた場合の電気料金と、省エネ効果の高い新しいエアコンを買って使う場合の電気料金を比較した場合、エアコン代金を差し引いてもトータルでは出費を抑えることができる場合があります。

エアコン洗浄は自分でする?業者に頼む?2

例えば、ざっくりとした目安としては、15年前のエアコンを買い換えた場合は3~4割ほど、10年前のエアコンを買い換えた場合は2~3割ほどの電気料金が節約できることがありますので、エアコンを使用する時間が長いほど検討に値します。

環境省が地球温暖化対策のために開設しているサイトの中に、しんきゅうさんという省エネ製品との買い替え比較ができます。具体的な製品型番で電気料金を比較できますので、買い替えを検討される場合は参考されるとよいでしょう。

このように、エアコンの年式と電気料金の比較から、あるいは新しいエアコンも試してみたいという気持ちからでもいいですが、エアコンの買い替えという選択肢もありだと思います。

冷房専用エアコンというものもある

ここで、ちょっとした情報ですが、エアコンというと冷房・暖房がセットになっているのが当たり前だという意識があるかもしれません。実は管理人もそうでした。

しかし、冷房しかエアコンを使わないという場合は、冷房専用エアコンにするという選択肢もあることに気がつきました。

この冷房専用エアコンというのは、文字通り冷房しかできないエアコンですが、その分本体価格は通常のエアコンよりも安くなっています。

冷房専用エアコンの安いものでは3万円前後からあるようです。

 

アマゾンで販売されている「冷房専用エアコン」

 

楽天市場で販売されている「冷房専用エアコン」

 

この冷房専用エアコンは、壁付けタイプの他に窓付けタイプのものも販売されています。

安ければいいというわけではありませんが、自分にとって必要な機能だけついていればいいという場合には、非常によい選択だと思います。

廃棄よりも買い取ってもらう選択もあり

また、エアコンを買い換える場合、10年未満の機種の場合は、エアコン買取業者さんなどに買い取ってもらう選択も頭に入れておいたほうがいいかもしれません。

古いエアコンをゴミとして廃棄してもらう場合はリサイクル料金などがかかりますが、買取業者さんに売ることができればお金に買えることができます。

もっとも、まともな値がつくのは製造から5年未満ということが多いようですが、10年未満であれば、問い合わせてみる余地はあると思います。

さいごに

以上、エアコンをキレイにする3つの方法について見てきました。

それほど古いエアコンではないという場合は、ご自身でできる範囲でクリーニングに挑戦していただければいいでしょうし、きちんとキレイにしたいという場合は、業者さんへ依頼してもいいでしょう。

エアコンが古い機種だという場合は買い替えを検討されてもよいかもしれません。

状況にあわせて参考にしてみてくださいね。

<関連記事>

エアコンの室外機を掃除すべきかの4つのチェックポイント

 

 

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