この記事では、Android（アンドロイド）スマホ歴10年以上で、スマホはAndroid派の筆者が、iPhone（アイフォン）を使ってみて感じたことなどを書きたいと思います。
これまで私はiPhoneのことは気になりつつも、今まで自分のスマホ（スマートフォン）として使うことはありませんでした。
しかし、メインで使っているスマホとは別にもう一台スマホを使う必要が出てきたので、この度サブ機としてiPhoneを入手することにしました。
記事執筆時点でメインで使用しているスマホはGalaxy S20+ 5G です。
新たに入手したのiPhone 11 です。
当初、AndroidとiPhoneの比較記事を書こうと思ったのですが、Android端末はたくさんの機種があり、価格も性能もピンキリで細かなスペック的なところを比較していくとキリがありません。
そこで、現在手にしている二つの機種を体感レベルで感じたことなど、ざっくりとしたことを書こうと思います。
Android しか使ったことなくてiPhoneに興味があるという方や、逆にiPhoneしか使ったことがなくて Androidに興味があるという方にも参考にしていただけると思います。
Galaxy S20+ と比較するならiPhone 12 Pro Maxではないかとか、比較する機種がズレているという意見はもちろんあるかと思いますが、そういったこともこの際は目をつぶっていただき、気に入っている点、残念な点などを中心に書いていきます。
Contents
Galaxy S20+ について
気に入っている点
- 動作が快適
- 充電が早い
- 画面がきれい
- Galaxy同士の機種変更が簡単
- スタイリッシュ
この機種で満足している主な点は、サクサクとスムーズに動作するということと、ディスプレイがきれいということです。
外観もベゼルがとても狭く、ノッチレスで非常にすっきりしています。
ディスプレイは液晶がきれいということに加え、ベゼルがとても狭く、パンチホール型のインカメラなので表面全体が画面表示されているかのような美しさがあります。
この機種を使う前はGalaxy S7 Edge を使っていました。機種変更したいと思いながらも、変更時のデータ移行が億劫で後回しにしているうちに、ズルズル4年超と結構長い期間使用しました。
このS20+に乗り換えて、動作スピードなど性能の進化を感じるところはあるものの、違和感なく以前から使っていたかのように自然にすぐ使えるようになりました。そう感させるほどGalaxyという機種はもともと完成度が高いスマホなのかなと思っています。
億劫に感じていた機種変更時のデータ移行ですが、Galaxyの場合はデータ移行アプリ（Smart Switch）があり、意外と簡単にできたのも気に入っています。
バッテリーの持ちは抜群とまでは言えませんが、不満はないレベルで、良いと感じるのは充電の早さです。
他はケースを付けない状態で特に感じることですが、本体は薄型でかなり高性能なスマホという感じがするところも気に入っています。
残念な点
- 指紋認証の反応がイマイチ
- ワンセグ/フルセグに非対応
- ケースの種類が少ない
残念な点はあまりないのですが、たまに不便だと思うのは、指紋認証がなかなか通らないということがあることです。
指が濡れていたり、濡れた指の水分をふき取った直後などは、全くと言っていいほどロック解除されません。何度やってもダメなのでパスワードで解除ということがあります。顔認証を使わず指紋認証メインで使う場合は不便だと思うことがあります。
またワンセグ/フルセグに非対応なためテレビを観ることができません（iPhoneも同じですが）。個人的には移動中などにテレビを観たくなる時があるので残念です。
あとは、iPhoneに比べると本体に付けるケースの種類が少ないので、選択の幅があまり広くないという点でしょうか。ちなみに現在は、Galaxy、iPhoneともにSpigen（シュピゲン）のケースを使っています。
iPhone 11 について
気に入っている点
- 質感が高い
- 安心感がある
- リセールバリューがよい
- iCloud が便利
- iPhone同士の機種変更が簡単
iPhoneを手にしてまず感じるのは、質感の高さです。ハード面、ソフト面ともにきっちりと作りこまれたプロダクトという雰囲気が伝わってきます。
アンドロイド機種の質感が高くないのかというと決してそうではないのですが、アップル製品には独特のオーラを感じます。
OSやアプリに関しても、動作やセキュリティ面でも安心感があります。
また、iPhoneの際立った特徴として、リセールバリューが高いことです。中古スマホの買取店の買取相場でも、Androidに比べてiPhoneは総じて高めです。Android機種では、中古価格がiPhoneほど安定して高値を維持する機種はなかなかないように思われます。
機能面では、iCloudやクイックスタートなど独自のシステムにより、データ共有や機種変更などが便利にできるのも魅力です。
残念な点
- 指紋認証がない
- ブラウザの「戻る」操作に戸惑う
- GPSのオンオフの切り替えが面倒
- アプリのダウンロードが面倒
- 端子が独特
iPhoneのOS特有のものが多いのですが、指紋認証がないのはちょっと残念ですね。
あと操作面で気になることがいくつかあります。ブラウザの「戻る」の操作は、Galaxyならいつでも画面の右下をタップするだけですが、iPhoneなら左下だったり左上だったりするので、いちいち確認しながらやるのが少し面倒です。
また、GPSのオンオフの切り替えが非常に面倒です。Galaxyなら2タップでできますが、iPhoneの場合はオンにする場合は5回、オフにするときは、設定のオンの画面を維持したままでも別のアプリを開いていると、３回画面に触れる必要があります。2タッチ位でできないものかと調べましたが、できないようです。
他にはアプリをダウンロードする際、都度パスワードを求められることです。課金のないアプリなら設定でパスワードを回避することもできますが、そのように設定しても私がこれまでダウンロードしたアプリは全てパスワードが必要でした。
あとは端子についてですが、今後のiPhoneの端子はUSB-Cになっていくものと思われますが、iPhone 11ではLightningで独特のものですので、汎用性は高くないといえます。
総括
どちらにも大きな不満なし
以上色々と書きましたが、どちらの機種に対しても大きな不満をもっているわけではありません。
2年ほど前に評論家の勝間和代さんがiPhoneからAndroidに乗り換えたと言われて話題になりました。
https://president.jp/articles/-/38492
勝間さんのように緻密な分析をされる方が言われると説得力があります。
スマホ黎明期のAndroid端末はひどいものも多かったですが、今やAndroidのハイエンド機種ともなれば本当に高性能で、iPhoneよりも動作がスムーズに感じるものもあります。
iPhone だけを操作していると特に何も感じないのですが、iPhoneを使った直後にGalaxyを使うと「早い」と感じるのは事実です。
ただ、GalaxyもiPhoneも一般の人が普通に使う限りにおいてはどちらも不足はないと思います。
iPhoneに乗り換えるか？
以上を前提にして、私は現在Androidをメインに使っていますが、今後iPhoneをメインにするかと聞かれれば、今のままAndroidをメインにすると答えます。
理由は、Android歴が長い私にとっては、どうしても使い慣れたAndroidのほうが使いやすいと感じてしまうからです。
またApple製品の場合、クローズドプラットフォームやアップル税と言われる点も気になります。
結局のところ、それぞれのOS（オペレーティングシステム）の特性に慣れることができれば、どちらを使っても便利に使えると考えています。
つまり、iPhoneならiOS、AndroidならAndroid OSの特性を理解してそれぞれの機能を使いこなせば、どちらでも便利に使用できます。あとは好みの問題だと思います。
おわりに
iPhone14が値上げされたことをはじめ、円安や原材料費の高騰などからスマホ本体の価格は高くなる傾向にあります。そんな中、節約志向から中古スマホにも注目が集まっています。
格安SIMで中古スマホを使えば通信費を抑えることも可能です。スマホ関連の記事は最新機種について書かれることが多いですが、今回紹介したような、少し型落ちのスマホを安く手に入れるのも一つの選択肢だと思っています。
以上参考にしていただければ幸いです。
