この記事では、雨水タンクの設置方法と、活用法や感想などについて書きます。

前回、雨水タンクの補助金制度を利用した際に感じた注意点などについては以下の記事を書きました。

雨水タンク補助金(助成金)制度を申請して設置する際の注意点

 

今回は、その補助金制度を利用して購入したタンクの具体的な設置方法と、タンクを実際に使用した感想などについて紹介します。

ぜひ参考にしてみてください。

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設置方法

今回設置にあたり購入したタンクは、アクアタワー(AQUATOWER)というタンクで200リットルの容量があります。

2リットルのペットボトルだと100本分、10リットルのバケツだと20杯分くらいの水が入る大きさになります。

どの程度使用するかにもよりますが、一般家庭で使う分にはまずまずの大きさではないでしょうか。

雨水タンクの確認

ネット通販で購入しました。タンクがすっぽり入る大きな段ボールに入って届けられました。

アクアタワー

 

箱から取り出し、設置場所においてみて確認します。底の部分はこんな感じになっています。

雨水タンク底部分

 

設置に必要な集水器や金具なども付属しています。

雨水タンク付属品

設置作業

設置作業に必要な工具はこんな感じです。

 

設置に必要な主な作業は以下です。

  • 置き場所を決めてタンクを置く
  • 集水器取り付け部分のたてとい(雨どい)を切断する
  • 集水器とホースを取り付ける
  • 転倒防止チェーンを取り付ける

説明書に沿って集水器を取り付ける位置を決め、たてといを切断します。

たてとい切断

切断するのに抵抗を感じるかもしれませんが、よほど特殊なものでない限り、たてといはそれほど高価なものではありませんので、あまり気張る必要はないと思います。

 

切断出来たら集水器を取り付け、ホースでタンクとつなぎます。

集水器の取り付け

 

あとは転倒防止チェーンを取り付けて完成です。

転倒防止チェーン

活用法

雨水タンクの活用法として、主に以下のものがあると考えています。

  • 家庭菜園等の散水
  • 清掃・洗車
  • 緊急時の利用

それぞれについて簡単に説明します。

家庭菜園等の散水

主な活用法の一つとして、家庭菜園など植物への水やりに使うことがあげられます。

植物への水は水道水よりも雨水がよいと言われていることもあり、最適な活用法ともいえます。

清掃・洗車

庭や玄関などの清掃や、自動車の下回りの洗車などへ利用することもできます。

車のボディなど繊細な部分への利用は適さないかもしれませんが、泥汚れを落とすなどの大まかな洗浄のための水としては、雨水は適していると言えるでしょう。

緊急時の利用

災害時など、水道が止まった時などの代替手段として利用することもできます。トイレを流したり、衛生上問題とならない範囲でさまざまな活用法も考えられます。

イザというときに、雨水であっても水があるのとないのとでは大きな違いがあると思われます。

メリットとデメリット

次に、設置して感じたメリットとデメリットについて紹介します。

メリット

メリットとして感じたのは以下です。

  • 水道代が節約できる
  • 貯水している安心感がある
  • エコに貢献している

雨水を利用する分、水道代が節約できるのが第一のメリットとして感じます。

また、余分に水を貯めていることから、急に水道が止まった場合でも何もないよりは心理的に安心感があります。

加えて、持続可能な社会の実現が望まれる昨今、雨水利用をすることでささやかながらもエコに貢献しているという実感が持てます。

デメリット

今のところ、デメリットとして特に感じる点はないともいえるのですが、強いてあげるとすると以下でしょうか。

  • スペースが必要
  • メンテナンスが必要!?
  • タンクの寿命がきた場合は廃棄・交換が必要

当然ながら、タンクを置くスペースが必要です。設置できる場所も雨どい付近に限られてきますので、場所の融通もあまりききません。

スペースや家の外観などを犠牲にしなければならないこともあるかもしれません。

またタンク内にたまる雨水は屋根から流れてくるものですので、長期間使用しているとタンクの底には多少なりとも汚れが溜まってきますので、たまには洗浄が必要になってきます。

タンクは耐久性が高いとしても未来永劫使用できるわけではないですので、劣化して使えなくなった場合は、廃棄・交換等が必要になります。

おわりに

雨水タンクは設置してみると、自然に日常生活に溶け込み、我が家では水道の蛇口をひねるように当たり前に使うようになりました。

デメリットも書きましたが、実質的にデメリットはほとんどないと感じています。
行政が補助金を出しているように設置することを推進していますので、機会があれば検討してみてはいかがでしょうか。

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