屋根のない駐車場に自動車で停めていると、雨風や直射日光で車の劣化が早くなります。

外装の塗装面はもちろんのこと、紫外線や室内が高温になることなどによって内装の劣化も早くなります。

そうした過酷な状態をやわらげてくれるのが車のカバー(カーボディカバー)です。

管理人は自家用車にカバーをかけているのですが、現在の物で4つ目になります。

これまで使ってきたカバーの使用状況などについてまとめました。使ってみておすすめできるのは、安い値段のものなら3つ目で紹介するもの、もう少し高くてもよい場合は4つ目で紹介するものです。

そして、安さではなく品質にこだわるならチャレンジする価値のあるオーダーメード可能な高品質なものもおすすめできます。

車のカバー選びの参考にしていただければ幸いです。

駐車場の環境

前提として車にカバーを付けている環境ですが、屋根のない駐車場です。横に壁があり、時間によっては日陰になることもありますが、日中は直射日光が当たり続けます。

車に乗るのは1週間に1,2回くらいで、1週間丸々乗らずに駐車していることもあります。ですので、駐車時間が長くカバーをつけている時間が長い、カバーにとっては比較的過酷な環境かと思います。

1つ目のカバー

現在乗っている車にかけたカバーの一つ目は、某ホームセンターが販売している5千円程度のものです(現在は少し値上がりしているようです)。

安い値段のものを選択

選んだ基準は、車全体をカバーでき値段が安いものです。この基準で探していくと、ネットでもリアル店舗でも5千円前後という状況でした。

不良品があった時などにも対応してもらいやすいと思い、近所のホームセンターで売られていたものを購入しました。

材質は「ポリエステル100%」と箱に記載されていました。耐用年数が書かれていないのが少し気になりましたが…。

色はシルバーで、前輪と後輪付近の車体底を左右紐を通して留める方式の物でした。値段が安いためカバーの生地は薄く、その分軽いため、付けたり外したりはしやすいです。

使用状況

汎用品なので、サイズはピッタリではなく、車体より少し大きめでした。

付け始めた直後は、台風が来て風が強い日がありましたが特に問題はありませんでした。しかし、2週間ほどたったころ、カバーと紐が縫い付けられている部分が1箇所千切れました。

紐の付け根くらいは仕方がないということで、糸で縫い付けました。

その数日後、もう1本の紐の付け根が千切れました。こちらも縫い付けて対処しました。紐の付け根くらいは縫い付ければ何とかなります。

 

しかし、1か月が過ぎたあたりで、屋根の右前方あたりが5センチほど破れているのを発見しました。

応急処置でテント補修用のテープを貼りました。

車のカバーにテント用補修テープを貼る

 

その後、付け始めてから1か月半くらい経った日、屋根の左側面にかかる部分が前後にかけて一直線にスパっと割けていました。

車のカバー破れる

誰かが故意に破いた可能性はゼロではありませんが、車を停めているのは他人が自由に出入りできない場所なのでその可能性は低いと考えます。

先日にも屋根の右部分が一部破れていたことから、カバーの耐久性の問題だと考えて購入店に相談しました。

そうしたところ、新品と交換してくれるということで交換してもらいました。

二つ目のカバー

新品交換で手に入れた二つ目のカバーですが、最初に購入したものが不良品だった可能性もあるので、少し期待してつけ始めました。

まず、最初のカバーと同じく紐の付け根が二つとも1か月以内に千切れました。ここは縫い付けて対処しました。

車のカバーの紐の付け根

 

付け始めて1か月半ほど経過したあたりで、ボンネットの角部分が一部破れていました。そこはテント用の補修テープを貼って補修しました。

その後、一つ目のカバーのように大きく破れることはありませんでしたが、屋根部分を中心に数か所破れるところが出てきました。その都度、補修テープを貼りました。

しかし、一つ目のカバーと同じように、今度は屋根の右側が一直線に大きく破れました。ここは布を当てて縫い付けて対処しました。布を縫い付けたことで、しばらくは屋根周辺の破れは収まりました。

3か月を超えたあたりから、カバーをかけるときに「ビリッ、ビリッ」と引っ張ったところがあちこち破れるようになりました。特に日光がよく当たる部分はちょっと触っただけで破れやすくなっていました。

それでも、布を当てたり、補修テープを貼ったりして何とか長持ちさせようとして使い続けました。

 

とりあえず車を全体的にカバーが覆ってくれていればいいと考えていましたので、多少破れているところがあっても気にしませんでした。

しかし、チリ紙のように弱くなっている面積が大きくなり、5か月弱で限界を感じて買い替えを決めました。

1年間は使いたいと考えていましたが、半年未満で限界がきてしまいました。

直射日光が長時間当たる環境ではなかったら、もう少し使用できたのではないかと思います。

3つ目のカバー

3つ目のカバーはネットで探すことにしました。

二つ目までのカバーと似たような値段で同じ材質だと、品質もおそらく似たり寄ったりだと思いましたので、違う材質のものがないか探しました。

破れにくいものを

今回の決定基準は、とにかく破れにくいこと、です。

そうしたところ、不織布のカバーを見つけました。このカバーは購入当時、販売開始直後でレビューがありませんでした。

しかし、不織布(4層構造 裏起毛タイプ)で厚みがあれば、すぐに破れることはないだろうと思いました。また、値段も手ごろということで次はアマゾンで以下の不織布のカバーを買いました。

 

このカバーにも耐用年数は書かれていませんでしたが、同じような素材の他社製のカバーには耐用年数が1年程度と書かれていたものがありましたので、1年程度は持つのではと期待しながら購入しました。

使用状況

実際に車にかけてみたところ、厚みがあり、内側もソフトでまずまずといった感じでした。

不織布の車のカバー

サイズ的にはピッタリフィットする感じですが、ボディ下部分が少しカバーされない部分があるので少し小さめという印象です。その分、ピッタリとフィットしているので風によるバタつきはかなり少なくなりました。

 

このカバーは底の部分を左右1本の紐で固定し、角4箇所はゴムの収縮である程度固定できます。

加えてタイヤのホイールに括りつける紐が4本ついています。

台風など風が強くない限り、通常は4本のホイールに紐を括りつけなくても問題はないように感じています。

付け始めて数か月間は、特に問題はありませんでした。破れたり擦り切れたりといった気配はありません。ようやく求めていた品質の物を手に入れられたと思いました。

11か月目くらいから屋根の前方部分の生地が薄くなり始めているようでした。そして、12か月を超えたあたりでフロントガラス近くの所が1箇所、10センチほど破れました。

この部分は、日光がよく当たる所でかつ角部分で引っ張られる所なので、一番負担がかかる所だったのだと思います。もうしばらく使いたいと思ったので、布を縫い付けました。

 

13か月目くらいから、カバーを外したりするとそれに伴ってホコリのようなものが舞うようになりました。カバーの生地が経年変化で寿命を迎えつつあるのだと思います。

おそらく、紫外線の当たる量が多いところから劣化していくのだと思います。

14か月目で、最初に破れたところの周辺の生地がより薄くなり、破れる面積が大きくなりました。

破れたところを補強してまだ使うことも可能ですが、この時点でカバーを買い替えることにしました。
最初予想していた耐久年数1年というのはクリアしていると評価していいと思います。

4つ目のカバー

次に選んだカバーはアラデンのは防炎厚地オクトプラス(ボディーカバー) というものです。

 

どのカバーを買おうかとカー用品店で探していると、このカバーの生地のサンプルがあり、触ることができました。生地が厚く丈夫そうでしたので気に入りました。

アマゾンのレビューをはじめ、ネット上の評判も、厚手で長持ちするとの評価が多いのでこれに決めました。
ネットでは2年半~4年半ほど使用したと書かれているものがありましたので、長く使えることを期待しています。

追って使用状況を追記していきたいと思います。

品質やサイズにこだわるなら

以上のようにこれまで使ってきたものは、なるべく安い価格で品質のよいものという視点で選んできました。

しかし、「もっと高品質のものが欲しい!」「車にジャストフィットするカバーが欲しい!」という方もおられると思います。

そのような方にはオーダーメイドも可能なCarclub(カークラブ)さんの高級ボディカバーがおすすめです。

おわりに

以上、これまで私が使ってきたカバーを紹介してきました。

車のカバーは生地の面積が大きく捨てるのも大変なので、できるだけ長持ちしてほしいものです。

私が使用したのは比較的過酷な環境下だと思います。日陰が多いところや、屋根のある駐車場では、私の環境よりももっと長持ちするかと思います。

値段が安いカバーはそれなりの品質です。品質やサイズにこだわるなら、別の選択肢もあります。

それぞれの状況に合わせて、車のカバー選びの参考にしていただければ幸いです。

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