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「金持ち父さんのキャッシュフロークワドラント」の感想と疑問点について

投稿日:2015年8月21日 更新日:



金持ち父さん貧乏父さん」シリーズの第2弾として「金持ち父さんのキャッシュフロークワドラント」(ロバート キヨサキ 著)という本があります。

この記事では第2弾の内容を取り上げたいと思います。

第1弾の「金持ち父さん貧乏父さん」でお金持ちの人(金持ち父さん)の6つの教えや心構えなどが書かれていました。

その内容については以下の記事をご覧ください。

「金持ち父さん貧乏父さん」の感想と疑問点について

第2弾では、その教えをより深め、行動に移すためのより実践的な内容が書かれています。「金持ち父さん」の基本となる考えは、この2冊に凝縮されているといってもいいでしょう。

第2弾が日本で初めて出版されたのが2001年ですが、2013年に改訂版が出版されています。

この記事では、「金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント」を読んだ感想と疑問点などについて書いていきたいと思います。

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感想について

まずは言葉の意味ですが、キャッシュフロー(cash flow)というのはお金の流れ、クワドラント(quadrant)というのは、四分円(しぶんえん)という意味です。

ご存知の方も多いと思いますが、それには4つの領域(E:従業員、S:自営業者、B:ビジネスオーナー、I:投資家)があります。

それぞれの特徴や、お金の流れの傾向を明らかにし、お金持ちになるにはどのクワドラントに移るのがいいかと説明したことは、画期的なことだったと思います。

お金に敏感な方であれば、知っている知識なのかもしれませんが、日本で一般の方々向けに書かれた本としては衝撃的な内容だったのではないでしょうか。

従業員、自営業者、ビジネスオーナー、投資家といった地位には漠然としたイメージはありましたが、ここまではっきりと特徴を捉えて、お金持ちになりにくい、あるいはなりやすいということを説明した本に出会ったことはなかったので、目からウロコの内容でした。

「金持ち父さんのキャッシュフロークワドラント」の感想と疑問

管理人は以前、不動産投資で収益不動産を取得して不労所得を得ている方や、不動産投資で成功した後、不動産投資コンサルタントとして活躍されている方などに出会う機会がありました。

その方々のほぼ全員が、不動産投資を始めたのは「金持ち父さん貧乏父さん」シリーズを読んだことがきっかけであったと話されていました。それを聞いて、やはりこの本の影響力は大きいのだなと思いました。

もっとも、日本で不動産投資をするには、このシリーズだけでは足りず、もっと色々な勉強をする必要があるとは思います。

それと、不動産投資をされている方の中には、今からは参入することは勧めないという方もいれば、まだまだチャンスはあるという方もいて実際のところはどうなのかと思いますが、やり方次第だということでしょうね。

少し話はそれましたが、お金持ちになるには、最終的には(不動産投資に限らず)投資家になることを目標とする内容でした。資本主義の国では、いい悪いに関わらずそのような仕組みになっているということを具体的に説明したという点でとても意義のある本だと評価できます。

疑問点について

次に、この書籍についても、読者の中には一部で疑問に思われている代表的なものをピックアップしてみました。

EやSは間違ってるの?

一番のお金持ちは、I:投資家です。とすれば、 EやSの立場でいることは間違っているのではないかという誤解も生みやすいといえます。

たしかにEのお金の流れでは、なかなかお金を貯めたりすることが難しいということや、Sの自分の仕事から逃れることができないという問題点は指摘されています。

しかし、向き不向きというものもありますし、投資家よりも現場で働きたいという好き嫌いで決めたいという方もおられることでしょう。また労働力人口の全員が投資家になったりすれば世の中は回らなくなるので全員が全員、 B、Iへ移るのが正しいとは言っていないはずです。

ただ、金持ち父さんの教えとして、お金持ちになるには、クワドラントで分けるとそういう方法があるということを紹介しているわけです。

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自分さえ儲かればいいの?

第1弾の記事でも似たような疑問についても触れました。

BやIでお金持ちになるということは、他人の時間やお金をうまく使って自分に入ってくるお金を増やすという側面が出てきます。

それは、自分さえ儲かればいいという考えではないかと疑問に思われる方もいるようです。

確かに、そういった面は否定できないかもしれません。

しかし、雇われて働いている多くの労働者たちの状況を「ラットレース」ということの是非はともかく、そのような仕組みでこの資本主義社会は動いているのだということはいえると思います。

そのような仕組みの社会で生きていくうえでお金持ちになろうとすれば、そのルールに従ったやり方で動くしかないということになるのではないでしょうか。

「金持ち父さんのキャッシュフロークワドラント」の感想と疑問1

具体的にどうすればいいの?

お金持ちになるに具体的にどうすればいいのかわからないという疑問もあります。

確かに、クワドラントを移っていくためにどのような行動をすればいいのかということまではわかりません。

しかし、この本には後半部分にラットレースから抜け出るために、キャッシュフローについて考えていくステップが書かれています。

また、人によってそれぞれ状況は違いますので、1冊の本に事細かにそれらを書いていくことはできないでしょう。

ですから、より具体的な方法については、シリーズの各論にあたる本を読んだり、その他自分で情報を取得していくしかないと思われます。

さいごに

以上、「金持ち父さんのキャッシュフロークワドラント」の感想と疑問点などについてでした。

この本をきっかけとして、投資やビジネスの世界に入っていく方いらっしゃったことでしょう。そのようにしてラットレースから抜け出すことができた方もおられたかもしれません。

しかし、「金持ち父さん貧乏父さん」で書かれている内容を一段高い視点から見ると、われわれは、資本主義という枠組みの中で、どのようにすればお金持ちになれるかという、お金の流れをめぐる競争に押し込められて自由を失っているだけなのではないかとも思います。

仮にそうだとしても、資本主義の枠組みから自由になることはあまり現実的ではないため、どうすることもできないわけですが・・・。

少なくともそういった視点をもつことによって、お金というものを少し相対化し、心に余裕をもってお金と付き合っていくことも大切なのではないでしょうか。

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