今ではすっかり出番が少なくなってしまったテレホンカード。
かつて携帯電話が普及していなかったころは、外から電話する手段は「公衆電話」でした。
公衆電話をかけるときに便利だったのがNTTのテレホンカードです。
公衆電話から電話をするということがほとんどないという方が多くなっているかもしれませんが、実はテレホンカードは現在でも生産されていて、多くのコンビニでも売られています。
そればかりでなく、昔作られた未使用のテレホンカードも金券ショップなどで大量に流通しています。
そんなテレホンカードですが、家の片付けをしていたら、昔もらった未使用のテレホンカードがたくさん出てきたなんてことはよくある話です。
公衆電話から電話なんてしないし、どうすればいいんだろう?と使い途に困ったりしますよね。そんな方のためにテレホンカードの有効な使い道についてご紹介します。
テレホンカードをお持ちでない方にも耳寄りな情報もありますので、ぜひ参考にしてくださいね。
Contents
テレホンカードの種類
テレホンカードは、NTT(日本電信電話株式会社)が発行する公衆電話で使用できるプリペイドカードです。
以前は、ICテレホンカードというものもありましたが、2006年にサービスが終了し、現在は磁気テレホンカードのみが使用できます。
現在テレホンカード(テレカ)として売られているものは、基本的に磁気テレホンカードで、105度数と50度数のものがあります。
定価は105度数が1000円(非課税)で50度数500円(非課税)です。105度数のほうが5度数お得ということですね。
テレホンカードのお得な入手方法については後ほど紹介します。
テレホンカードの使い道はコレ!
さて、テレホンカードが未使用のまま家に眠っているという場合の使い道としては、以下のものがあります。
- 人にプレゼントする
- 金券ショップに売る
- ヤフオクに出品して売る
- 自分で使用する
- NTTの電話料金にあてる
- 寝かせておく
「?」と思われたものもあるかもしれませんが、順番に説明していきます。
人にプレゼントする
テレホンカードの使い道が思いつかない場合、身近にテレホンカードを常日頃使用している方がいれば、その方にプレゼントするのもよいかもしれません。
普段使っている人であれば、今後も使用すると思いますので、喜んでもらえるに違いありません。
金券ショップに売る
次はテレホンカードをお金に換えるという方法です。
テレホンカードをとにかく早く換金したいという場合には、金券ショップやチケットショップに持ち込んで買い取ってもらうという方法があります。
ただ注意したいのは、金券ショップなどではテレホンカードの換金率がよくないということです。後ほど説明しますが、現在金券ショップなどでは、プレミアムがついているものを除くと、ほとんどが額面割れの状態です。しかも定価の半額以下の場合もあります。
そういった状況下での換金ですから、買い取り価格は高くはありません。だいたい50度数で50~160円ほど、105度数で150~400円ほどです。
大量にあって面倒なので、手っ取り早く処分したいという場合にはよいでしょう。
ヤフオクに出品して売る
次は、お金に換えるとしても、もう少し高く換金したいという場合に有効な方法です。
金券ショップに売るよりも少し高く売れる可能性が高い方法が、ヤフオクや楽天オークションなどのオークションサイトに出品して売ることです。
ただ、出品するにはヤフオクの場合はプレミアム会員費(月額498円(税込み))と落札手数料がかかる上に、落札者とのやり取りや商品の発送の手間がかかります。
プレミアムがついていれば高額落札も!?
これを差し引いてもなおメリットが感じられるのは、お持ちのテレホンカードがプレミアムがついているお宝商品の場合です。
もっとも、どういったものがプレミアム商品なのかは、管理人も含め素人にはわかりにくいです。芸能人ものやキャラクターものなどはお宝商品になっているものもありますが、全部が全部とういうわけではありません。
調べる方法としては「絵柄の名前(キャラクター名など) テレホンカード」で検索してみると良いかもしれませんが、検索してもプレミアム商品かわからない場合もあると思います。
その場合は、とりあえず出品してみると良いでしょう。プレミアム商品なら、それなりの額で落札されるはずです。プレミアム商品でなくても、絵柄がきれいだったり、かわいいものだったり、珍しかったりすると、それなりの額で落札されることもあります。
ちなみに、プレミアムがついているテレカであれば、使用済みであってもヤフオクなどでは売れる場合があります。
プレミアム商品に詳しい見分け方については以下の記事に詳しく書いていますので、よろしければ参考にしてください。
テレホンカード!プレミアム価格で買取されるものを見分ける方法
大量一括出品もOK
テレホンカードが大量にあって、一枚一枚出品してられないよ!という場合には、まとめて出品するという手もあります。
この場合は絵柄について詳しく記載しない限り、プレミアム価格はつかないと思っていいでしょう。
一概には言えませんが、大量一括出品であっても、金券ショップなどよりは若干高く売れることが多いという印象です。
ヤフオクのいいところは、相場がわからなくてもとりあえず出品してみると、相場に近い額で落札されやすいということです。多少手間はかかるかもしれませんが、少しでも高く売りたいという場合はヤフオク出品もいいかもしれません。
自分で使用する
さて、次に紹介する活用法はテレホンカードを自分で使うというものです。
携帯電話やスマホを持っているので、使う機会がないと思われたかもしれません。
しかし、携帯電話・スマホの通話料金を定額制にしていない場合などは検討の余地があります。
携帯電話やスマホの通話料金の定額プランが充実してきつつありますが、音声通話をあまり使わなければ通話料の定額制は割高になる可能性があります。
そういった場合、定額制ではなく使用した分だけ支払う従量制にされている方は多いと思います。従量制の場合、時間当たりの料金が割高になりますので、電話をかける必要がある時はテレホンカードを使って公衆電話から電話をかけるようにすれば、料金を節約できることがあります。
公衆電話の通話料金が以下のようになっていますので、携帯・スマホの時間当たりの通話料金と照らしあわせて、安いほうを選ぶという方法があります。
なお、テレホンカードで公衆電話をかけた場合、残度数がゼロになって電話が切れてしまわないように気をつけましょう。度数がゼロになる前に、度数の残っている別のテレホンカードを公衆電話に差し込んでおけば、自動的にカードを読み込んで通話を継続できます。
予備のテレホンカードがなくて10円玉もない!と、あわてて100円玉を入れてしまいますと、おつりが出なくて損することにもなりかねません。そういったことを避けるためにも、テレホンカードは複数枚もっていたほうが良いと思います。
また、ごく稀にですが、テレホンカードの磁気が消失してしまい、度数がまだ残っているのにどの公衆電話に挿入してもカードが使えないということがあります。このような場合、NTTへ連絡すれば残度数相当分のカードと交換してもらうことができます。
NTTの電話料金にあてる
次に紹介するのは、NTTの電話料金をテレホンカードで支払うという方法です。
ただし、条件がいくつかあって、未使用のテレホンカードであること、一枚につき50円(税抜)の手数料がかかること、基本料金には使えず電話料金だけに使うことができることなどです。
詳しくは、公式サイトを参照してください。
ちなみにテレホンカードの払い戻しはできないことになっているようです。
寝かせておく
最後は、まだ使わずに「寝かせておく」ということです。
テレホンカードは今のところ、金券ショップなどでも在庫がダブついていることが多く額面割れの状態です。
しかし特に絵柄が珍しいものはもう少し時間が経てば価値があがるかも・・・しれません(責任はもてませんが)。
モノの価値は中途半端に古いと価値はあまりなく、古くなりすぎると価値が上がるということもありますので、使わずにもう少し保管しておくというのも一つの方法かもしれません。
テレホンカードの入手方法
これまでは、余ったテレホンカードを活用したいという人の視点で書いてきました。
しかし、額面割れのテレホンカードをあえて入手して、お得に使うという方法もありますので、おまけ情報としてテレホンカードの入手方法について触れておきます。
お得に使うというのは先ほど紹介した携帯電話・スマホで電話をかけるかわりに公衆電話を使用するとか、NTTの電話料金にあてるといった場合です。
現在テレホンカードは、プレミアム商品を除くと、金券ショップやチケットショップなどでは額面割れしていることがほとんどです。
しかも在庫は豊富にあり、定価の半額以下の50度数のもので200円台になっていることも珍しくありません。
入手する方法は、大きく以下の方法があります。
- 金券ショップなどのリアル店舗で購入
- 金券ショップなどのネットショップで購入
- ヤフオクで落札
2.と3.は送料がかかりますのでその点は考慮したほうがいいでしょう。まとめ買いがお得なる傾向があります。
定価なら105度数のほうがお得ですが、金券ショップなどで購入する場合、105度数よりも50度数のほうが割安であることが多いように思います。105度数のほうが流通量が少ないからかもしれません。
金券ショップとヤフオクはどちらが安く買えるかは、ケースバイケースです。
ご自身が利用可能な金券ショップの価格と照らしあわせて比較するとよいでしょう。
さいごに
以上、テレホンカードの活用法について紹介してきました。
テレホンカードは使う人が少なくなってきたとはいえ、今なお現役で使われているプリペイドカードです。
工夫次第でお得に活用できると思いますので、ご自身にあった方法を試してみてくださいね。
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