大阪を代表する公共図書館の一ついえる大阪市立中央図書館。
大阪市営地下鉄西長堀駅を下車してすぐという立地のよさもあり、利用者の多い非常に人気のある図書館です。
静かな環境で勉強(自習)したい!
でも有料の自習室のように費用をかけたくない!ということで公共の図書館を利用される方は多いです。
これから利用されようと思っている方のために、利用者目線で大阪市立中央図書館の使い勝手などについて紹介したいと思います。
Contents
施設の規模は自治体の図書館では最大級
大阪市立中央図書館は、地方自治体の図書館では最大級の施設規模を誇り、蔵書は約220万点以上を有する大きな図書館です。
地下1階から地上3階までのフロアには開架図書及び雑誌、新聞が閲覧できるように並べられています。
自習はNG?
公共の図書館では自習禁止といわれることがあります。大阪市立中央図書館は、図書館内の資料を利用しない自習はNGということになっているようです。
ですので、自分で持参した参考書だけで勉強するという形の自習はできないということになります。
逆に言えば、図書館内の資料を使って勉強することはできるということですね。
閲覧席の利用者の中には、大学受験生や資格試験の受験生と思しき方もそれなりにおられますが、何らかの形で図書館内の資料を利用しながらの勉強をされているのでしょうね。
閲覧席の利用率は高い
実は、この図書館は、非常に利用者が多いためか、日中は閲覧席のほとんどが埋まっています。
特に2階の一人席は常に満席といってもいいくらいの利用されています。大学受験生や資格試験の受験生と思しき方々は、開館時間前から並んでいて、開館と同時に座席(主に一人席)を確保して勉強を始められることが多いです。
2階には一人席だけのスペースが広くとってあります。
大勢の人が周りにいて張り詰めた雰囲気で勉強したいという人には向いていますが、あまり人がいない空間でゆったりしたいという人には、向いていないかもしれません。
地下1階から地上3階の開架スペースには、あちこちにテーブルと椅子があります。
複数の人が利用できるテーブル席も多くは埋まっています。しかし、一人席に比べて回転率は高いので、どこかに座ることはできるといった状況です。
また、2階には持参したパソコンを使用するための専用のスペースがあり、こちらの一人席は申し込みが必要です。申し込みといってもカウンターに利用したい旨伝えて、座席のカードをもらうだけです。
パソコン専用席は、利用する時間が2時間程度に区切られています。満席でかつ、次に利用したい人が現れた場合は、2時間を超えて利用していて一番長く利用している人に声がかかり、退席しなければなりません。時間帯にもよりますが、こちらも利用率は高めです。
各フロアについて
図書スペースは地下1階から地上3階までです。
地下2階には有料駐車場があります。
各階には相談カウンターがあり、資料を見つけることができないときなどに、司書の方が親切に相談に応じてくれます。
また、開架図書ではない資料は手続きをすれば書庫から出してきてくれます。
地下1階(B1F)
このフロアは、文学・芸術・レクリエーション・AV・ヤング・障害者サービスのフロアです。
AV(Audio Visual)コーナーでは、ビデオ、DVD、CDを視聴することができます。
地下の出入り口を出たところに食堂があります。手頃な値段で定食や丼物、麺類などが食べれます。
ここの図書館周辺には、コンビニやスーパーがあるものの、食べ物屋さんはあまり見当たらないため、食堂があるのは非常に便利です。
1階(1F)
生活・教育・言語・外国語資料・こどもの本のフロアです。
新聞コーナーもあり、五大紙をはじめ地方新聞もそろっています。
2階(2F)
自然科学・技術・産業・人文科学・社会科学のフロアです。
前述の通り、パソコン専用席や一人席のスペースがあります。
本棚の横にも椅子があります。
3階(3F)
大阪資料・地図のフロアで、大阪に関する資料があります。
大阪に関する資料の充実ぶりはこの図書館の特徴ですね。
手続きが必要ですが、研究個室もあります。
最後に
この図書館の印象は、とにかく利用者が多い!ということです。
お気に入りの席で勉強したいという場合は、朝一番に行って開館と同時に走って座席を確保!というくらいの勢いでないと難しいかもしれません。毎日、開館時間前から何名もの方が入り口で待っておられます。
また、図書館内の資料についてですが、人気のある有名な本であれば、だいたいは貸し出し中になっています(笑)。
ただ貸し出し中であっても、予約をすれば順番に借りることができるので、気長に待てば人気のある本でも借りることは可能です。
資料の充実ぶりや、立地のよさ、窓口のスタッフや司書の方の親切な対応を見ていると人気があるのが理解できます。
一度行けばそのよさがわかると思いますので、機会があればぜひ一度訪れてみてください。