大阪梅田にオープンした蔦屋書店(つたやしょてん)という本屋さんをご存知でしょうか?

今やネットで何でもモノが買える時代。もちろん本だって例外ではありません。通常の書店にないような本でもネットだと検索してすぐに見つけて注文することができてしまいます。

単に本を売るというだけであれば、リアル書店はネット書店には適わない点もあります。

しかし、実際に本を手にとって確認してみたり、偶然目に留まった本との出会ったりすることができるのはリアル書店ならでは強みです。

あるいは発想をかえて、クリエイティブになれる空間や楽しく過ごせる場の提供というコンセプトから、そのために必要なサービスを提供するという形にすれば、本を売るということだけにこだわる必要はなくなります。

そんな発想があるのではないかと思われる梅田蔦屋書店の魅力について紹介します!

 

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TSUTAYA(ツタヤ)と関係あるの?

蔦屋書店(つたやしょてん)という言葉の響きから、レンタルショップの「TSUTAYA(ツタヤ)」と何か関係あるのかなという疑問をお持ちの方も多いかもしれません。

あのTSUTAYAです

管理人もはじめそのような疑問を持ちました。東京では「代官山 蔦屋書店」が2年ほど前からオープンしていますので東京の方はご存知の方は多いかもしれませんが、関西ではあまりなじみがない方が多いと思います。

蔦屋書店は、TSUTAYA事業の書籍販売部門ということで、同じ会社が運営していますので、あのTSUTAYAと同じです。

ちなみに、TSUTAYA1号店は大阪府枚方市にあり、もともとのお店の名前は「蔦屋書店」であったようですから、もともとの店名を使用しているわけですね。

大阪梅田 蔦屋書店

Tカードが使える

ということで蔦屋書店ではTカードが使えます。もちろんTポイントが使えますし、貯めることもできます。

書店チェーンごとの本の売り上げでは、TSUTAYAの本の売り上げは2012年に首位だった紀伊国屋書店を抜いたということで話題になり、売り上げが伸びているようです。

成功の裏には、Tカードのビッグデータの活用によって客層やニーズを把握した店舗作りをしていることがあるのかもしれませんね。

たくさんのテナント

蔦屋書店とっても、書店機能だけでなく、他のサービスを提供する以下のようなテナントが数多く入っています。

  • 靴磨き専門店
  • 貸し会議室
  • カフェ
  • オーディオ&ヴィジュアル
  • 情報家電販売
  • ツタヤ モバイル
  • アップル正規サービスプロバイダ [情報家電修理]
  • JTB
  • ウエディング デザイン ラボ
  • ネイル・ヘアカラー・ヘッドスパ
  • スターバックス コーヒー

 

こうしてみると、書店の機能はお店の中の一部分だという感じがしますね。

フラっと来てもいろいろなものを見て回って楽しむことはもちろんできますが、いろんな物がたくさんありすぎて目移りしてしまうかもしれません。

ですから、来店前にある程度何を見るかについて決めておいたほうがいいかもしれません。

 

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もちろん本も充実

とはいえ、「書店」と名がつくだけあって、書籍や雑誌は結構充実していると思います。

扱いのあるジャンルは、人文、文学、デザイン、アート、写真、旅行、建築、料理、ファッション、美容、歴史です。

「ベストセラーはおいてません」というのがキャッチコピーのようですが、売れ筋の本はだいたい扱いがあるとの印象でした。

大阪梅田の蔦屋書店1

本を楽しめるスペースも充実

この書店の特徴は、会計前の本を立ち読みだけでなく、座り読みもできるということです。

店内のいたるところに椅子・テーブルがあり、スターバックス店内だけでなく、買ったコーヒーを持ち出して本を読むこともできるそうなので、これはすごいですね。

大阪梅田の蔦屋書店2

 

また、商品検索のための端末や、自分の端末を持ち込んで作業できる電源がある席もあるのもうれしいですね。もちろん、無料でWi-Fiを使うこともできます。

大阪梅田の蔦屋書店3

コンシェルジュサービスも

この書店の特徴の一つは、コンシェルジュの方が来店客にあった本を提案してくれるというサービスがあることです。

各分野に経験豊富なコンシェルジュがおられるようですので、声をかけてみられてはいかがでしょうか。

もっとも、店内を立ち読みをしていると声をかけられるといったようなことはなく、あくまで本を紹介してほしいときに、客の側から声をかけるというスタイルのようですので、気を使わずにじっくりと店内を見て回ることができます。

店内は混雑気味

梅田蔦屋書店は、おしゃれな店内やたくさんのテナントが共存していることで話題になったりしたこともあり、店内はお客さんが多く若干混雑気味です。

座席数は約500ほどあるとのことですが、日中はだいたいの席は埋まっていて、探せばなんとかどこかに座ることができるといった感じでしょうか。

注目を集めている本屋さんということなので、仕方がないところですね。

ちなみに

梅田蔦屋書店はLUCUA 1100(ルクア イーレ)の9階にあります。

ちなみにすぐ隣のビル、LUCUA(ルクア)の9階にも書店があり、こちらは三省堂書店になります。こちらの本屋さんは普通の書店です。

この隣にもスターバックスがありますが、こちらはコーヒーを飲みながら買う前の本を読むといったことはできません。

蔦屋書店と三省堂書店は、すぐ隣のビルで同じ9階ですが9階はビルどうしでつながってはいません。

LUCUAのほうへ行くには、1,3,5,7,10階にビルをつなぐ通路がありますので、いずれかの階まで行って通路を渡る必要があります。

その日に目当ての本をどうしても手に入れたいという場合は、両方チェックするといいかもしれませんね。

さいごに

梅田蔦屋書店のスタイルは、大阪では新感覚の書店です。

本以外にも文具をはじめいろんなものが置いてありますし、イベントも頻繁に行われていて、いつ行っても飽きることはない空間といえるでしょう。

大阪にまた一つ魅力的な空間ができましたので、足を運んでみられてはいかがでしょうか。

 

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