ワゴンR(MH21S)のオーディオパネル(ハザードスイッチ付き)を後期型から前期型へ変更しましたので、その方法について紹介します。
もともとは後期型のオーディオパネルが取付けられていた車両ですが、インテリアパネル取り付けに当たって前期型のオーディオパネルに変更することにしました。
前期と後期のちがい
わかりやすい違いでいうと、後期型はハザードランプスイッチがオーディオの取り付け位置より上にあります。
それに対して前期型はハザードスイッチが下にあります。
今回はインテリアパネルの取り付けのための変更ですが、今後、大きな画面のディスプレイオーディオを取付ける場合などでも、ハザードスイッチが下側にあったほうが便利なこともありますので、今回の変更はやっておきたいことでした。
交換する方法
交換方法は、前期型のオーディオパネルとハザードスイッチを手に入れて、後期型のパネルを外してカプラーをはめて…、といきたいところですが、ハザードスイッチのカプラーが違うので、簡単にはいきません。
ということで、順番に説明していきます。
取り外し方
まず、取り付けられている後期型のオーディオパネル&ハザードスイッチを取り外します。
後期型の場合は、まず足元からダッシュボード内側の上を覗き込んだところに見えるボルトを外す必要があります。
次にダッシュボード側から手前に引っ張り出します。
オーディオのステーがパネルの裏の4つのネジで固定されているので、これらを外します。
ハザードスイッチの白いカプラーを外します。これでパネルを取り外すことができます。
ちなみにオーディオステーは4本のネジでパネルを固定していましたが、前期のパネルは裏側にネジを取付ける穴がありません。しかしこれらのネジをつけなくてもパネルを取付けることはできます。
前期型のオーディオステーは、パネル裏側の4本のネジを取付ける穴がなく、形が少し違いますが、わざわざそれに取り替える必要はありません(今回両方試してみました)。
カプラーの取り付け方
こちらは前期のオーディオパネル&ハザードスイッチの裏側です。
カプラーは前期と後期で異なるので、加工なしでそのまま取り付けることはできません。
ちなみにカプラーは4つの端子があります。ハザードの+-と、イルミの+-の合計4つです。
カプラー端子の配置は以下のようになっています。
該当する線同士をつなぐことさえできれば動作します。
幸い、用意した前期のハザードスイッチには、車体側のカプラーも付いていたので、これに残っている線からつなぐことができる状態です。
車体側の白いカプラーを切り離して汎用のカプラーを用意して付け替えるか、1本1本ギボシ等でつなげるか、など方法はいろいろあります。
個人的に車体側の白いカプラーはなるべく残しておきたいと思ったので、今回は、後期のハザードスイッチの白いカプラー(メス側)を使い、前期のスイッチから出ているカプラーを市販のカプラーを使って接続することにしました。
要するに以下の画像のようにして車体側の白いカプラーと、前期のハザードスイッチのカプラーをつなげるということです。
このようにすれば、車体側のカプラーを切断することなくつなぐことができます。
オーディオパネルの組付け
ハザードスイッチのカプラーをつなげて動作確認し、OKならパネルを組み付けて作業終了です。
ちなみに、オーディオとパネルの間に少し隙間ができましたので、オーディオプレーヤーに付属していたプラスチックの枠をはめました。
おわりに
ハザードスイッチのカプラーが前期と後期で違うので、ここをどうつなげるのかが今回の作業の一番の難点でした。
いくつかの方法があると思いますが、接触不良やショートなどがないように、カプラーやギボシ等でしっかりと取付ける必要があります。
また、前期のオーディオパネルに交換すると、オーディオを固定しているステーも交換する必要があるのかと思っていましたが、それは不要でした。
どちらのステーでもオーディオの位置は全く同じところに取り付けられるようですので、そのままのステーでオーディオパネルの交換ができました。作業される方は参考にしていただければ幸いです。