前回ワゴンR(MH21S)の車検をユーザー車検で通して早2年が経ちました。

今回の車検もユーザー車検で通すことに決め、多少の準備をして今回も無事に車検を通すことができました。

この車で2回目のユーザー車検を通して感じたことや気づいたことなどについて記しておきたいと思います。

車検前の準備

車検前の準備としては、検査に不合格にならないように基準に引っかかる点がないかの点検がメインです。

日ごろのオイルやブレーキ、タイヤなどの基本的な点検やメンテナンスに加え、12か月点検や24か月点検などで全体的にチェックして悪いところを直す、ということをしていれば特に問題なく車検はパスできると思います。

今回の車検で気になる点

今回の車で気になる点といえば、リアのハブベアリングと前回の車検以降に取付けたパーツ等でした。

ハブベアリングについて

ハブベアリングに関しては走行中に後輪付近から「ゴー」という音が聞こえる時がありますが、これはハブベアリングが劣化してきている兆候です。

以前リアのドラムブレーキを清掃したときにハブベアリングを見ると、ベアリングのパッキンが劣化しているのを発見しました。しかし車輪を回転させてガタはなかったので交換はしていませんでした。

結果的にガタがなかったので車検はパスしましたが、近く交換は必要です。

前回の車検以降の変更点について

前回の車検後に外装面の変更で問題になりうる点は、以下です。

  • フォグランプ
  • バックカメラ
  • マイクロアンテナ
  • グラデーションフィルム

これらに関しては、事前に調べて車検に対応するように取り付けをしましたが、実際に車検にパスしたわけではないので、本当にパスできるのか少し心配でした。

フォグランプ

フォグランプに関しては純正品なので物自体は問題ないはずですが、スモールランプと連動して配線しているかや、オンオフがきちんとできるかなどチェックしました。配線をきちんと行っていれば問題ありません。

フォグランプはなくても車検は通りますが、一旦フォグランプを取付けたならば、きちんと作動しなければNGになりますので注意が必要です。

バックカメラ

私の車の場合、バックカメラはリアハッチに取り付けました。バックカメラカバーはスズキの純正品を使っていますが、「突起物」として基準に引っかかるかどうかの懸念がありました。

「突起物」の基準が追加された時よりも以前に製造された車種の場合は、この基準は適用されないため、私の車では問題はありませんでした。

マイクロアンテナ

私の車には当初はロッドタイプのラジオアンテナが付いていましたが、故障して交換する際に、マイクロアンテナに変更しました。

このマイクロアンテナは他メーカーの純正品を組み合わせたものでしたが、外観上は普通のマイクロアンテナです。

アンテナに関しては細かな保安基準があるようですが、もともと取り付けられていたアンテナに準じるようなサイズでしたので、特に問題はありませんでした。

グラデーションフィルム

グラデーションフィルムの貼付けについても、車検の基準をみたすようにフィルムの幅などを計って貼付けをしました。

フロントガラスは運転中の視界に影響を与えるところなので、慎重に作業しました。

検査当日は特に何も言われずにパスできました。

検査当日

 

 

軽自動車検査協会でユーザー車検を受けるには、事前に予約が必要です。

前回、軽自動車検査協会の予約システムで予約した際に作ったアカウントを使うことができましたので、今回も同じアカウントで予約しました。

今回実際に検査を受けてみて特に記しておきたいことは以下の点です。

  • ヘッドライト検査は難なく合格
  • 自賠責保険は検査当日加入
  • 初めて午後の検査
  • ユーザー車検の人が増えている!?
  • 車検証が変わっていた
  • 検査場の職員はユーザー車検初心者にも親切
  • 総費用は3万円弱

以下、順番に説明します。

ヘッドライト検査は難なく合格

ヘッドライトに関しては、もともとハロゲンタイプだったものを純正のHIDタイプのものに交換していました。

前回の車検を受ける前にテスター屋さんで光軸を合わせてもらいましたが、検査に合格するか微妙なラインであると言われました。前回の検査では結果的に合格しましたが、測定の機械がチェックしてもなかなか合格にはならず結構長い時間がかかりました。

ところが、今回の検査では、機械が変わったのか非常に短時間で合格判定が出て、難なく突破することができました。

ヘッドライトは一番の懸念点でしたが一安心しました。

自賠責保険は検査当日加入

前回の車検時は、検査場に行く前に前もって保険会社に出向き、自賠責保険の更新手続きをしていきました。

しかし、今回は車検の窓口に隣接する窓口で自賠責保険の更新もできるので、検査当日に自賠責保険の更新手続きもすることにしました。

車検の検査費用を払うのと同じような方法で、すぐに更新ができましたので、次回からはこの方法で更新したいと思いました。

初めて午後の検査(3ラウンド)

前回の車検までは午前中の検査を予約していました。理由は、もし不合格になった場合は当日であれば再度検査を受けることができますが、午前中に受けていれば時間的余裕があるからです。

今回は希望日の午前中の予約が埋まってしまっていたため、やむを得ず午後を選択しました。

午前と午後で特に大きな違いを感じることはありませんでした。

テスター屋さんの昼休み

今回の車検は午後からの3ラウンド(13:00~14:15(受付時間12:45~14:00))で、受付時間が始まる直前にテスター屋さんでヘッドライトの調整をするつもりでした。

ところが、テスター屋さんは11:45~13:00が昼休みのようなので、昼休み前に診てもらって、時間を調整することにしました。

このことは当日に気づき、急遽予定を変更して早く家を出ました。

ユーザー車検の人が増えている!?

私はこれまでユーザー車検を7回ほど経験しています。

これまで検査場でユーザー車検を受けていると思われる人をほとんど見かけたことが無いように感じていました(外見や雰囲気で感じた主観的感想ですが)。

しかし、今回は明らかに違いました。当日検査場に着いて車を停めて外へ出た瞬間に、ユーザー車検を受けに来られていた方に手続きについて聞かれました。

また検査のレーンでもユーザー車検だろうと思われる方々を複数見かけました。

私がこれまで午前中の検査しか受けたことがなかったので、時間帯によって受けに来る方の傾向が違うのかもしれません。

車検証が変わっていた

検査が終わってもらった車検証は、これまでと違って小さくなっていました。

これは2023年1月(軽自動車は2024年1月)から導入されている電子車検証というものですね。

これにはICタグが貼られていて、車検証読み取りアプリで車検証の内容を読み取ることができ、PDFとして保存して印刷することもできます。

検査場の方々はユーザー車検初心者にも親切

今回の車検での必要書類は以下でした。

  1. 自動車検査証(車検証) 原本
  2. 点検整備記録簿
  3. 自動車損害賠償責任保険証明書(自損責保険証明書)
  4. 自動車重量税納付書
  5. 継続検査申請書

1.~3.は手元にあり、4.と5.はネットでダウンロードして事前に準備できます。

手元にある書類に関しては問題ありませんでしたが、窓口でももらえる書類についてはあまりきちんと確認せずに窓口に行ってしまいました。

そのため、複数の窓口を行ったり来たりをして無駄な行き来をしてしまいました。

しかし、窓口の職員の方々は不慣れな人にも親切に対応してくださり、安心して手続きを進めることができました。

総費用は3万円弱

今回の車検でかかった費用は、

  • 自賠責保険料 17,540円(2年分)
  • 自動車重量税 8,800円(新車から18年経過)
  • 検査費用 2,200円

合計28,540円です。

自動車重量税が18年経過したので前回の8200円から600円上がって8800円となった一方で、自賠責保険が前回加入時より少し安くなりました。

おわりに

今回の車検は、外装パーツなど変更した点がいくつかあったので、車検に通るか不安な点がありましたが、問題なくパスすることができてよかったです。

基準をきちんと守っていれば問題がないことを再確認できました。

また車検は基本的な手続きは数年前と変わっていないと思いますが、2年に1度なので手続きのすべてを覚えているとは限りません。ですので車検を受ける時は、事前に可能な限り事前準備は万端にしたほうがいいと思いました。

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