ワゴンR(MH21S)の純正ホーン(クラクション)を市販のものに交換しましたので、その様子について紹介します。
特に軽自動車の純正ホーンは、音がかっこ良くないと感じる方も多いことから市販のホーンに交換する方も多いと思います。そんな方にも参考になれば幸いです。
取付けたもの
今回取付けたのは、ミツバサンコーワ製のアルファーIIコンパクト(HOS-04G)です。このホーンは人気があって、売れ筋ランキングでも上位をキープしている定番商品です。
このメーカーのホーンはいくつか種類がありますが、今回選んだホーンは値段が手ごろで、音は奇抜すぎずそれなりにかっこいい音ということで選びました。シンプルにカスタムを楽しみたい人にはドンピシャの商品です。
HOS-04Gは高音と低音の二つのホーンがセットになっています。いずれも単独で購入でき、高音または低音のホーン一つだけを取付けることも可能です。音はメーカーのHP(https://www.mskw.co.jp/car/car-horn/hos-04g)で視聴することもできます。
ちなみにこのホーンは保安基準適合品なので車検にも対応しています。
純正ホーンは一つしかないので、二つのホーンを取付ける場合は配線を工夫しなければなりませんが、便利なハーネスがありましたので、以下のものを使いました。
純正ホーンの1本の配線を分岐させて二つのホーンに接続するという方法もできなくはないと思いますが、音が不安定になったりする恐れがありますので、リレー付きのハーネスを取付けしたほうが安心です。
取付方法
取付けはそれほど難しくはありません。
ただ1個のホーンは純正ホーンの位置に取り付けるとして、もう1個はどこの取り付けるかは車種によって工夫しなければなりません。また、ハーネスを使って配線の取り回しをすっきり収めることに多少の工夫も必要です。
純正ホーンの取り外し
まず安全のためにバッテリーのマイナス端子を外しておきます。
ワゴンR(MH21S)の純正ホーンを取り外すにはフロントグリルを外す必要があります。ちなみにこの車はRRのグリルが付いていますが、グレードはFX-Sリミテッドです。
クリップを4か所外して上に持ち上げると外れます。ツメに注意しながら取り外します。
グリルを外すと向かって左側に純正ホーンが見えます。カプラーを外してステーのボルトを外すとホーンがステーごと外れます。
ホーン裏側のナットを外すと純正ホーンが外れます。純正のステーはアルファーホーンを取付けて再利用します。
ホーンの取り付け
二つあるアルファーホーンのうちの1個の裏側のネジをステーに留めて元の位置に取り付けます。
もう一つのアルファーホーンをどこに取り付けるべきか悩むところです。なるべく車体側に穴はあけたくありませんので、元々ある穴(以下画像の赤丸部分)を利用してステーを取付けることにしました。
ちなみに手前の穴はフロントグリルが被さりますので利用困難です。
付属のステーだけでは取付けできないので、別途用意する必要がありましたが、ありあわせのものがありましたのでそれを使うことにしました。
ありあわせのステーにホーン付属のステーを重ねて補強し、車体に当たるかもしれない部分はクッション材を貼っておきました。
ホーンを二つ取付けるとこんな感じになります。
この状態でフロントグリルを取付けた時に干渉しないか確認しておきます。干渉しないことを確認したら、配線の作業に入っていきます。
ハーネスで配線
別途購入したホーンハーネスセットを使っての配線ですが、リレーとヒューズ をどこかに収め、バッテリーのプラス端子との接続、二つのホーンと接続、マイナスアースと配線する必要があります。
防水やケーブルの外側が振動による摩擦防止などもある程度気を遣っておいたほうがよいです。
まずリレーのプラス線をバッテリーのプラス側に接続します。
次にハーネスに付いているリレーとヒューズをどこかに固定する必要があります。
この車はHIDヘッドライト、フォグランプのリレーとヒューズがすでにECU付近に後付けされていますので、その付近に固定することにしました。
残りのハーネスはバッテリー側から運転席側のホーン付近までもっていく必要がありますが、フロントガラス下に沿わせることにしました。この車はすでにHIDヘッドライトのハーネスを沿わせているのでそれと並行する形になります。
配線チューブも別途準備して追加で使用しました。
ホーンの近くまで配線したら、それぞれのホーンに黄色のコードを接続します。ホーンのもう一方の端子には付属の黒のケーブルを接続してマイナスアースにします。
2本ある青いケーブルの一方は、純正ホーンに接続されていたカプラーにつなげます。ハーネスセットでは配線タップで接続するようになっていますが、それは使わずに別途平型端子を用意して接続しました。
もう一方の青いケーブルはマイナスアースです。
全て配線したら、最初に外したバッテリーのマイナス端子をつないでホーンが鳴るかテストします。ホーンが鳴ったら、余分なケーブル類をまとめてたるみをなくし、ハーネステープ等でしっかりと留めます。
フロントグリルを取付けて作業終了です。
おわりに
純正ホーンが一つで、二つのホーンに交換する場合はハーネスの取り回しが少し面倒ですが、仕組み的には単純です。しっかり取付けしておけば長く使えます。
ホーンの音色が変われば気分も変わりますね。
これでしばらく乗っていこうと思います。