ワゴンR(MH21S)FX-Sリミテッドのルーフスポイラー(リアスポイラー)をRRのものに交換しましたので、その手順について紹介します。
ちなみに、テールランプとリアバンパーもRRのものに交換しましたので、その様子については以下の記事をご覧ください。
ワゴンR(MH21S)のテールランプとリアバンパーの交換方法
ルーフスポイラーの外し方
もともと取り付けられているルーフスポイラーを外していきます。
まずは、左右のネジカバーを小さなマイナスドライバーなどで外します。
左右のネジカバーを外すと見えるビスを2本外すとルーフスポイラーが外れますが、ブレーキランプ(ハイマウントストップランプ)の配線があります。
ちなみに、ルーフスポイラーに付いているブレーキランプはRRのものと共通です。ですから、ブレーキランプの2本のネジだけ外して本体から分離しておけば、配線を外さずにそのままRRのルーフスポイラーに取り付けることができます。
RRのルーフスポイラーとの違い
ルーフスポイラーは、FX-Sリミテッド用とRR用は形が違います。
違うからこそ交換するのですが笑、交換するにあたっての難点は、ネジ穴の位置が違う点です。下の画像左がRR用です。
ネジはそれぞれ2箇所あり、RRのものはFX-Sリミテッドのものより少し下の位置にあります。
ちなみにFX-Sリミテッドのルーフスポイラーは両面テープは貼られていませんでしたが、RRのルーフスポイラーは両面テープが2箇所貼ってありました。おそらくRRのものは少し大きいので取り付け補強のためだと思います。
取り付け方
上記のようにネジ穴の位置が違うため、FX-Sリミテッドのリアハッチに空いているネジ穴を2箇所塞ぎ、RRのルーフスポイラーに合わせて新たに2箇所ネジ穴をあけることが必要になります。
そして、純正のネジ穴にはナット(スズキ純正パーツ 品番09148-06007)と呼ばれるブラスチックの小さなパーツが取り付けられていますので、同じようにこのパーツを使って取り付けします。
下準備
ルーフスポイラーを取り外したリアハッチの汚れを落としたところ、サビがいくつか見つかりました。
そこで、紙ヤスリで磨いた後、サビ転換剤を塗って乾燥後にタッチアップペンで塗料を塗りました。またネジ穴は塞ぐのでナットというパーツを外し、錆防止のためタッチアップペンを塗りました。サビ止め塗料を塗ってもよいです。
乾燥後、台所用のアルミテープを二重に貼って穴を塞ぎました。
穴あけ
下準備が済んだら、ネジ穴付周辺に養生テープを貼って、RR用のルーフスポイラーをはめ、ネジ穴部分を油性ペンでマーキングしていきます。
両サイドの穴部分をペンでマーキングして、一旦ルーフスポイラーは取り外します。
幸いリアハッチ上部のクリップの位置は3箇所とも共通なので、この部分は加工なしでそのまま使えます。
先ほど紹介したスズキ純正部品(品番09148-06007)のナットをはめるには8ミリ四方程度の穴をあける必要があります。
そこで、ペンでマーキングしたネジ穴の中心部分を中心とする8ミリ四方の正方形をペンで描きます。
周辺に養生テープを貼り、中心をポンチで少しくぼませてから、ドリルで穴をあけていきます。最初は2ミリのドリルで穴をあけ、少しずつ穴を大きくしていき最終的に直径8ミリの穴をあけます。
その後、平型のダイヤモンドヤスリを使って円形の穴を8ミリ四方の穴になるように削っていきます。
8ミリ四方の穴になったら、サビ防止のためにタッチアップペンを穴周辺に塗って乾燥させます。
次にナットをはめます。念のため穴周辺にシール剤を塗っておきました。
本体を取り付け
ナットをはめたら、ルーフスポイラーを取り付けます。
ブレーキランプはFX-Sリミテッドのものをそのまま取付できますが、RRのルーフスポイラーに付いていたもののほうが状態が良かったので、カプラーを外して交換しました。
カプラーは両サイドを押さえて引き抜くタイプですが、固いので手だけで外すのは難しいかもしれません。ちなみにカプラーに巻かれているスポンジをはがす必要はありません。
両面テープは貼らなくても大丈夫だとは思いますが、純正では貼られているので貼っておくのが無難ですね。
ビス2本を留め、ネジ部分のカバーを取り付けて完成です。
おわりに
今回の作業は穴あけ&ヤスリ作業があったので、少し大変でした。できれば車に穴をあける作業はしたくないのですが、今回は仕方がありませんでした。
しかし、しっかりと取付することができて満足しています。
次はフロントまわりの作業に取り掛かります。