ワゴンR(MH21S)にアーシングキットを取り付けましたので、その方法について紹介します。
アーシングはこれまでやったことはなかったのですが、アーシングについて調べていると、取り付けが難しくなく、理にかなったチューニング方法なので挑戦することにしました。
Contents
アーシングとは
アーシングとは、車の各部にバッテリーのマイナス端子から直接ケーブルを接続して、マイナスアースを強化することです。
もともと車のボディはバッテリーのマイナス端子につながっているのですが、アーシングは主要なパーツに直接ケーブルをつなげることにより、ボディを介するよりも電気の流れをスムーズにすることができます。
アーシングの効果としては、ボディの防錆、エンジンのパワーアップや燃費向上、その他性能アップ等が期待できます。体感的に大きな違いは感じられないかもしれませんが、やって損はないカスタムと考えられます。
使用したもの
アーシングをするには、バッテリーのマイナス端子から車の各パーツへケーブルを接続するだけなので、ケーブルとケーブルを接続するための端子やネジであれば汎用品で事足ります。
ただ、車のアーシングをするために便利なようにあらかじめ必要なものをセットにしたアーシングキットというものも販売されています。
今回は、アマゾンで売られているリーズナブルな値段のものを使ってみることにしました。
アーシングのやり方
アーシングキットを取付ける車は、ワゴンR(MH21S)FX-Sリミテッド(ノンターボ車)です。
取付けポイントは、以下の5つにしました。
- 左フェンダー(純正ボディアース部分)
- スロットルボディ
- エンジン
- エキゾーストマニホールド(エキマニ)
- コアサポート
電気の流れをよくするために接続部分のサビや汚れを落とし、接点復活剤を少し塗布しておくとベターです。
では順番に見ていきます。
まずバッテリーマイナス端子にアーシングキット付属のアーシングターミナル(ステー)を取付けます。形状によっては取付け方法を工夫する必要があります。
別途、汎用品のアーシングターミナルを購入しようかとも思いましたが、付属品でとりあえず取付けようと思い、以下のようにしてみました。
アーシングケーブルは5本ありますが、ターミナルには穴が3つしかありませんので、いずれかの穴には複数のケーブルを取付けることになります。
左フェンダー(純正ボディアース部分)
左フェンダーの純正ボディアース部分はすでに純正アース線が取付けられているのですが、改めて太いケーブルを接続することによりボディアースを強化します。
ボンネットを開けて向かって右奥のフェンダー裏側に10ミリのボルトで留まっています。ここにケーブルを接続します。
ここはバッテリーから近いので、キットの一番短いケーブルを半分に切って、クワ型の端子を付けてボディアースのボルトに取り付けました。
スロットルボディ
スロットルボディはエンジンルーム中央少し左の奥にあります。
エアクリーナーボックスが取付けられている部分付近のボルトに取り付けました。
エンジン
エンジンに関しては、ヘッドカバーのボルトはなるべく外したくなかったので、一つネジ穴が開いているところへネジを通して取り付けました。
エンジンルームの中央から向かって少し左手前側の下の方にあります。
ガスケットを傷つけないように注意しました。
エキゾーストマニホールド(エキマニ)
エキマニは、先ほどエンジン部分にアーシングしたすぐ近くにあるアース部分のボルトを外して取り付けました。
コアサポート
右フェンダーにもアーシングしたかったのですが、ケーブルが届かないため、車体右側のホーンが取付けられているステーの取り付け部分に留めることにしました。
ケーブルが少し長かったのでステーに巻き付けています。
今後、ケーブルを手に入れて右フェンダー部分に取付けなおしてもいいかなと思っています。
ケーブル全体を弛まないよう結束バンド等でまとめて作業終了です。
効果のほどは…
体感的には、走りが若干スムーズになったように感じます。
特にエアコン(冷房)をつけながら走るときは、アーシングしていなかった時よりもスムーズに走り、以前よりアクセルを踏み込まなくても走ってくれるようになったように感じます。
燃費に関しても1リッターあたり0.5~1キロほど良くなった印象です。
おわりに
アーシングに関しては初めての挑戦でした。体感的に効果が感じられるかは車によって違うと思いますが、原理的にはやって損はないと思います。
比較的手軽にできるカスタムですのでおすすめです。