私は機械いじりが比較的好きで、小学校低学年のころから自転車を整備したりしていました。その後、原付免許や二輪免許を取得してバイクをいじったり、車の免許を取得してからは車をいじったりしていました。
このような経緯から、車の基本的な整備は自分で行っていますが、車の整備などになじみがなかったという方も多くおられると思います。
そういった方々が、自分で車の整備をある程度できるようになるためにはどうしたらよいのかについて紹介したいと思います。
車の整備に挑戦したい方の参考になれば幸いです。
整備に関する本や雑誌に目を通す
私が整備に関して基本的なことを学んだのは、本や雑誌からが多かったです。
知人や修理工場の整備士の方から教えてもらうこともありましたが、本や雑誌から得た情報が大部分です。
雑誌は、オートメカニックの増刊号などで整備の情報がまとめられているものもあります。
こういった雑誌は非常に参考にはなりますが、不定期に発行されるため、欲しい情報のものがいつでも手に入るとは限りませんし、情報が古くなっていることもあります。
そこで、この記事では、車の基本的な整備情報が一通り記載されている以下の書籍を紹介します。
整備について体系的に書かれた書籍に目を通すことで、整備についての大まかなイメージがつかめると思います。DVDもついていますので、映像を観ることでイメージもわきやすいと思います。
わからないことは検索する
書籍を一通り読んで、車の基本的な仕組みやメンテナンスすべき項目を自分の車にあてはめてチェックします。
もっとも、書籍にで取り上げられている車種と自分の車種ではパーツの位置が異なっていたり、装備されていないといったこともありえます。
自分の車種と照らし合わせてみてわからない所が出てきた場合は、ネット検索されることをお勧めします。
検索するキーワードは、車種名でもいいですが、違った年式の車の情報が出てくる可能性があります。
そこで、車種名の代わりに車台番号の最初のハイフンまでの英数字や、型式など検索すると、欲しい情報が出てくる可能性が高くなります。
例えば、「MH21S エンジンオイル交換」などのようなキーワードで検索します。
販売台数の多い人気車種なら、整備の情報を発信しているブログやyoutube動画もたくさんあるはずです。
また、この車台番号の記号や型式が同じでも販売時期によって前期・中期・後期型などに分かれ、部品が異なることもありますので、その点もチェックしてみてください。
工具をそろえる
整備をするためには工具が必要です。
車には車載工具がありますが、それだけでは不十分です。
先ほど紹介した書籍にも工具について書かれていますが、最低限そろえておきたいのは以下です。
- ドライバー
- ソケットレンチ
- メガネレンチ
- ペンチ・プライヤー
ドライバーやレンチ類は様々なサイズがセットになったものがよいです。
最初はそれほど高価なものでなくてもよいと思います。ホームセンターなどで格安の物を必要に応じて少しずつ買い足していくのでもいいです。
あるいは、以下のようなあらかじめセットになったものを購入するという方法もあります。こちらなら個別に買う手間も省け、きれいに収納もできます。
できそうな作業から取り掛かる
どういった作業をしていいのか迷う場合は、定期点検整備記録簿に沿って行えばよいでしょう。
定期点検整備記録簿は、車の使用者が12か月と24か月に点検する義務がある項目が記載されています。
車を購入したときに書類と一緒にもらっていればそれを使用しますが、無ければネットからダウンロードすることもできます。
もっともエンジンオイル&オイルフィルター、ブレーキ、タイヤなどは時期に関係なくこまめにチェックしておいたほうがよいでしょう。
上で紹介した書籍には様々な整備に関する情報が記載されていますが、全てを自分で行う必要はありません。中には初心者には難しいと思われるものもあります。私もすべての作業をやったことがあるわけではありません。
タイヤの空気圧やエアクリーナーの点検など、できそうな所から徐々に難易度の高いものに挑戦していくのがよいでしょう。
作業は安全第一で行ってください。手に負えないと感じるところは無理せず、修理業者などに依頼したほうがよいでしょう。
手に負えない作業は修理業者へ
修理を依頼する先として
- 自動車ディーラー
- カー用品店
- 自動車修理工場
がありますが、どういったところに修理を依頼すべきかそれぞれの特徴などが以下のサイトに詳しくかかれていますので参考にしてみてください。
https://www.nextage.jp/syaken_guide/info/263639/
少しずつできることを増やし、わからない点はネットで情報収集したり、本や雑誌を参考にしたりしながら作業して経験値を上げてステップアップしていってください。
おわりに
自分で車の整備をする場合、最初は大変に感じることが多いかもしれませんが、一つ一つ確実にできるようになって経験値を増やしていけば楽しくなってくるものです。
費用の節約もできますし、車への愛着も湧いてきてメリットもあります。
安全第一で充実したカーライフを送ってください。