私は先日、軽自動車の車検(自動車検査登録制度)の更新をユーザー車検で行い、無事合格しました。

そのことについては以下の記事にまとめました。

軽自動車のユーザー車検合格体験記

軽自動車のユーザー車検に合格するためにやったこと

 

今回ユーザー車検を受けてみて気になったことがいくつかありましたので、この記事にまとめました。

車種を問わず共通する点もありますし、特定の車種固有のものもあります。普段は意識していなかったのですが、実際に車検に向けて動いて初めて気づいたものがありましたので、参考にしていただければ幸いです。

気になったこと

それは以下の点です。

  • ヘッドライトの光軸
  • 発炎筒の有効期限
  • スペアタイヤ
  • 車載工具
  • 自賠責保険の加入

以下順番に見ていきます。

ヘッドライトの光軸

今回の車検で一番の懸念点はヘッドライトでした。現在私の車に取り付けられているヘッドライトはHIDランプです。

HIDランプ(High Intensity Discharged lamp)は、ハロゲンランプよりも高電圧で発光させる非常に明るいランプです。

一般的にHIDのヘッドライトは、光量不足や光軸が原因で不合格になるケースが多いと言われています。

全て純正のまま、あるいはバルブ含め全て純正品としか交換していないにもかかわらず、業者などで車検の基準を満たすのかどうかの点について、すっきりしないことを言われたという話はよく聞きます。

私の場合も事前にテスター屋さんにチェックしてもらったところ、その時点の状態では車検に不合格になる可能性が高いとのことでした。バルブの劣化はわかっていたので、交換は必要だと思っていましたが。

車検数日前にHIDバルブを新品の車検対応の物に交換し、車検当日にテスター屋さんでヘッドライトの調整をしてもらいましたが、不合格の可能性も言及されました。

車検当日は結果的にヘッドライトの項目もクリアできましたが、モヤモヤ感が残るのは事実です。

発炎筒の有効期限

発炎筒には有効期限の記載があります。

私が以前車検を受けた時は有効期間内の物を備え付けることが必要な時代もありましたが、その時代は車検時に期限切れになっていて買い替えなければならないということがよくありました。

しかし、現在は有効期限内であるかの基準はありません。

期限切れが理由で車検に通らないということはありません。まだ使えそうな発炎筒を必ずしも買い替える必要はないので、この点は良いと思います。

また、発炎筒の代わりに期限がない以下のような電池式の非常信号灯でもOKになっています。

スペアタイヤ

私は普段車に乗るときは、スペアタイヤを載せていませんが、このままで車検は大丈夫なのか気になる方もおられるではないでしょうか?

結論的には車検時にスペアタイヤを搭載していることは求められません。しかし、スペアタイヤを外すことによって車の全長が変わってしまう場合はこの限りではありません。

私がスペアタイヤを取り外している理由は、使う場面がほとんどないと考えているからです。仮にタイヤがパンクしてもパンク修理剤で応急処置をして車を移動させ、通常のパンクであればすぐにパンク修理ができると考えています。

また車を軽量化することで少しでも燃費をよくしたいという理由もあります。最低限、応急用のパンク修理剤を入れておけばなんとかなると思います。

車載工具

車にもともと設置されている車載工具があります。

ジャッキやドライバー、プライヤーなどですね。これらも車検時にはチェックされません。

ただ、緊急時にあると役立つものですので車検とは関係なく積んでおいたほうがよいでしょう。

手持ちの工具がないために間に合わせで車載工具を使った場合などは、積み忘れや紛失に気を付けましょう。

自賠責保険の加入

ユーザー車検の場合、必要書類を自分で準備する必要があります。

そのため、次の車検期間をカバーする自賠責保険に加入しなければなりませんが、どの保険会社を選び、どこで加入するかを決めなければなりません。

自賠責保険の更新にあたり、非常に気になったことがありました。自賠責保険の更新は「期間満了の1カ月前」からできるとの情報を目にしました。

車検を受けることができるのは、有効期間が満了する1か月前からです。前回加入した自賠責保険が車検期間よりも長めの25か月に加入している場合、車検の有効期間の1か月前に車検を受けようとすると、自賠責保険の期間満了は2か月ほど先になります。

そうすると、先ほどの自賠責保険の「期間満了の1カ月前」という要件を満たさずに自賠責保険の更新ができないのではないかという疑問が生じました。

私がそれまで加入していた保険会社に連絡して事情を説明したところ、自賠責保険の更新ができました。保険会社によって更新できる時期が異なるのかもしれませんが、期間満了が先過ぎる場合は更新ができないとのことでした。

自賠責保険の内容に関しては、保険会社の自賠責保険ほ補償内容と保険料金は同じです。任意保険に加入している場合は、その保険会社で手続きしてもよいですし、別の保険会社の自賠責保険に加入してもかまいません。

また、加入手続きをする所は主に以下の選択肢があります。

  • 保険会社の窓口
  • 保険代理店

保険代理店は保険のみを扱う保険代理店もあれば、自動車販売店や修理業者が保険代理店になっていることもあります。また車検場付近にも保険代理店があることもあります。

いつどこで加入するのか、車検当日に慌てないように余裕をもって決めておいたほうがよいです。

おわりに

車検には複数の必要書類と様々な検査項目があるため、短時間で一気に全てを準備することは難しいかもしれません。

車検を業者に依頼すれば、時間や手間も省くことができますが、自分でやる場合は一つ一つ確実にクリアしていくしかありません。ユーザー車検を受けられる方は、事前準備をしっかりとして臨んでください。

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