ワゴンR(MH21S)FX-Sリミテッドを、RR(ダブルアール)のフロントバンパーに変更するのに伴い、フォグランプもそのまま使うことにしたので、配線をすることが必要になりました。

この記事では、フォグランプの配線方法について取り上げます。ちなみにフォグランプの配線方法の基本的な点はどの車種でもほぼ共通していますので、よろしければ参考にしてください。

準備したもの

  • フォグランプ(RR用フロントバンパーに付属)
  • フォグランプスイッチ(MH22S用の純製品)
  • リレーハーネス(汎用品)
  • 配線コネクター(配線タップ)
  • ギボシ端子

フォグランプ

今回は、ワゴンR(MH22S)RRに取り付けられていた純正フロントバンパー付属のフォグランプを配線します。

フォグランプスイッチ

スズキ純正MH22S用の中古品をヤフオクで入手しました。

カプラーが合えば、別の物でもかまいません。

リレーハーネス

今回はフォグランプ後付け用にアマゾンで販売されている汎用品のリレーハーネスを使用しました。

 

フォグランプに接続するオスコネクターが配線されているので手間が省けます。

なぜリレーが必要なのかについては、リレーの仕組みがわかれば理解できると思います。リレーの仕組みついては以下のサイトで分かりやすく解説されています。

https://www.diylabo.jp/basic/basic-51-1.html

フォグランプはそれなりの容量があるので、リレーを取り付けるべきなのです。

配線コネクター(配線タップ)

今回取り付けた車種にはフォグランプ用スイッチのカプラーがあり、リレーから1本の線を接続する必要があります。その際に配線コネクターを使用すると簡単にできます。

今回は以下の物を使いました。

 

配線コネクターについては接触不良や断線の原因になるとする見解もありますが、適切なサイズのものを使用する限り不具合になる可能性は低いと判断して使用することにしました。

ギボシ端子

リレーとフォグランプスイッチの配線をする際に、車内から車外(エンジンルーム内)に配線する必要があります。

MH21Sでは、車内とエンジンルーム内を通る線が1本用意されています。その線をつなぐためにオスのギボシ端子が必要になります。

配線方法

車内のフォグランプスイッチの配線と、エンジンルーム内でのリレーの配線の二つが主になります。

フォグランプスイッチの配線

私のMH21Sは、フォグランプのスイッチ用のカプラーがありますので、これを利用して配線します。

今回使用する汎用品のリレーハーネスはスイッチも付いていますが、このスイッチは使いません。配線方法は後ほど説明します。

カプラーの場所は、ハンドル右下のカードホルダーが設置されているところ付近にあるスイッチホールにあります。ブラインドカバーを外すとカプラーがあります。

 

このカプラーにつながれている紫の線を配線コネクターを使って分岐させ、この線をエンジンルームへとつなげるのですが、その前にちょっとテストをします。

スイッチをカプラーにはめて、スモールランプを点灯した状態で、スイッチをオンにしてみます。

スイッチのランプが点灯したので、とりあえずはOKです。イルミ電源がOKでもスイッチの中のランプが切れていれば点灯しませんので、スイッチは点灯確認済みの物を手に入れるほうがいいです。

 

作業しやすいように、スイッチホール下の小物入れ部分を取り外しておきます。

 

この車種はエンジンルームにつながっている線がヒューズボックスの裏に近い奥のほうにあります。
わかりにくいですが、車内の右の隅のほうにメスギボシがついている線です。

 

オスギボシを適当な長さの線の先に取り付けてメスギボシに接続します(後ほど説明するリレーハーネスの使わないスイッチ部分を切断した際に余った線を使いました)。

 

次にこの線の反対側を配線コネクターに咬ませます。

 

配線コネクターのもう一方をカプラーにつながっている紫の線に咬ませます。

配線コネクターはサイズが大きなものを使うときちんと咬み合わずに接触不良の原因となりますので注意してください。

以上で車内の配線は完了です。

リレーの配線

次はリレーハーネスの配線です。

今回使用する汎用品のリレー付きハーネスについているスイッチは使いませんので、ハーネスのスイッチ部分の配線は切断しました。

スイッチのカプラーには4本の線がつながれていますが、そのうちの2本は白色から分岐したものです。

この白色の線1本のみを、先ほど配線した車両のフォグランプスイッチのカプラーから出ている紫の線から分岐させた線と繋げます。リレーから出ている赤と黒の線は使いません。

 

先ほど車内でメスギボシに接続した線が、エンジンルーム内につながっています。エンジンルームの車台番号プレートの奥のほうにメスギボシがついた状態で束ねられています。

これをリレーから出ている白い線にオスギボシを付けてつなげます。

フォグランプの配線

ハーネスから出ている白い線をつなげたら、残っているのはバッテリーのプラスとマイナスにつなげる線と、左右のフォグランプにつなげる線です。

 

バンパーを取り付ける前にそれぞれを接続してみます。バッテリーへ赤い線はプラス、黒い線はマイナスまたはアースに接続します。

 

左右二つのフォグランプへもそれぞれ配線します。

 

とりあえず全て配線したら、点灯するかチェックしてみます。スモールライトをオンにして、フォグランプスイッチもオンにします。

無事点灯しました。

点灯しない場合は、バルブ切れがないか、接触不良や接続ミスがないか、ヒューズが切れていないかなどをチェックします。特に配線コネクターを使用した場合は、注意が必要です。

点灯が確認出来たら、バンパーを取り付け、配線をきちんとまとめたり固定したりして完成です。

おわりに

フォグランプは無くても車検は通りますが、取り付けてあるときちんと作動しないと車検に通りません。ですから、取り付ける場合はきちんとオン・オフができるように配線する必要があります。

リレーが必要なので複雑に感じるかもしれませんが、原理がわかればそれほど難しいものではありません。

フォグランプを後付けする場合は、車検も意識してしっかりと配線しましょう。

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