現在乗っているワゴンR(MH21S)FX-SリミテッドをRR仕様に変更していっています。
その一環としてホイールをRR用のものに交換しましたので、その手順について紹介します。
今回交換するホイール
このホイールは、RR に装着されていた純正ホイールでフリマサイトで購入したものです。
4本セットでタイヤも新品交換後、数百キロ程度しか走っていないというものでした。ホイール自体は、傷は少なめで全体的に状態はよいと思われるものでした。
取り付け前にタイヤに異物が刺さっていないか、パンクしていないか一通りチェックしておきました。
交換方法
では交換手順について説明します。
ホイールの取り外し
交換方法は、タイヤローテンションの時と同じように、ホイールを外して取り付けるだけです。
まず事前準備としてエンジンを切り、ギアをPに入れてサイドブレーキを引いていることを確認します。
次に、外さないホイールのタイヤに車止め(タイヤストッパー)等を置いて車輪が動かないようにしておきます。
そして車体下のジャッキポイント(赤丸部分)にジャッキをタイヤを浮かせない程度にかけておきます。ジャッキは車内のスペアタイヤの近くに搭載されているのと同じ パンタグラフ式のジャッキを使います。
念のためにジャッキアップするとともに、使わないタイヤ&ホイールを車体の下に置いてもよいです。
ホイールナット(19ミリ)を1つ緩め、次は対角線上にあるナットを緩めます。次は隣のナット、その次に残りのナットという順番に緩めていきます。ホイールナットレンチは車載工具のものでもいいですが、今回は作業がしやすいクロスレンチを使いました。
ナットが緩んだらタイヤが少し浮くくらいにジャッキを上げます。
ナットは全て外さずに、外れる少し手前くらいまで緩めて、ホイールを手前に引いて外れる状態か確認します。外れる状態であれば、ナットを全て外してホイールも外します。
ホイールが固着している場合、軽く蹴りを入れて外れればいいですが、びくともしない場合はホイールのハブボルトの穴から潤滑剤を少し吹きつけて数分程経つと外れやすくなります。
前輪のディスクローターに潤滑剤が不着してしまった場合は拭き取って脱脂します。
前輪を外した際は、ディスクブレーキパッドの厚みや異常がないかなど点検しておきました。
ホイールの取り付け
ハブとホイールのハブに接する面の汚れがないか確認し、ホイールをはめ、ナットを取り付けます。
ナットを締めるときは一度にきつく締めずに、1つ目をある程度締めたら対角線上にあるナットを同じ程度に締め、次に隣のナット、残りのナットと同程度締めます。
1つめ目のナットに戻り、緩い力で止まる程度まで締め、残りのナットも先の順番で同程度締めます。
その次は同じ順番でもう少し強く締めます。また同じ順番でより強く締めます。
ある程度強くナットを締めたら、ジャッキをタイヤが設置するまで下げ、本締めします。最終的な締め付けトルクは、ワゴンRの説明書によると85N・m(870kgf・cm)です。
4本のホイールを同じ工程で交換出来たら完了です。
交換前と後を比べると、印象が結構変わりますね。
取り付け後はタイヤの空気圧がチェックして適正にしておきます。標準タイヤの空気圧は運転席ドアの開口部にシールに記載してあります(220kPa(2.2kgf/㎠))。
おわりに
ホイールを交換するだけでならそれほど難しい作業ではありません。
しかし、ナットを外してもホイールが固着していたりすると手間取ることもあるかもしれませんが、慣れれば簡単にできるようになります。
ただジャッキアップは危険が伴うので、車止め(タイヤストッパー)の使用や、ジャッキが外れたときの対策としてタイヤを車体の下に置いたり、リジッドラック(ウマ)の使用、ジャッキアップ中は絶対に車の下にもぐらないなど安全管理を徹底することが必要です。