ワゴンR(MH21S)にドライブレコーダーを取り付けましたましたので、取り付け方法について紹介します。
以前の記事では、フロントガラスにグラデーションフィルムを貼った様子について紹介しました。
グラデーションフィルムの貼り方|車検対応のフロントガラスにする方法
グラデーションフィルムを貼ってからドライブレコーダーを取り付ける場合は、取り付ける位置など注意する点がありますので、参考にしていただければ幸いです。
Contents
準備したもの
取り付けにあたって準備したものは以下の物です。
- ドライブレコーダー
- 電源ソケット
- 配線ガイド
- メガネレンチ(10mm)
- シリコンスプレー
ちなみに今回取り付けたドライブレコーダーは以下の機種で、前後にカメラがあるタイプです。リーズナブルな価格でドライブレコーダー入門機に適した機種です。
ただ、価格が安いため録画映像は必ずしも高画質とまではいえません。撮影された車両のナンバープレートがはっきりと読み取れない場合もあるかと思います。
もしもの時のためにドライブレコーダーは取り付けたくても、高価なものは買えないという場合の選択肢として適しています。お試しで気軽に取り付けたいという
もう少し画質がよいドライブレコーダーをご希望の場合は、安くても2万円以上の機種をおすすめします。
取り付ける位置(設置場所)は?
ドライブレコーダーを取り付ける位置は法令で定められています。
グラデーションフィルムはフロントガラス上部を少しスモークにするものなので、これを貼り付けた上での取り付けとなるとさらに限られてきます。車検証シールも同様です。
トライブレコーダーの取り付け方法は、大きく以下の二通りあります。
- フロントガラスの内側
- ルームミラーの裏側
フロントガラスに設置する場合
ドライブレコーダーをフロントガラスに取り付ける場合は、運転席の運転者からルームミラーで見えなくなっているフロントガラスの部分か、フロントガラスの上縁5分の1(20%)の範囲内または下縁150mm以内の範囲(道路運送車両の保安基準の細目を定める告示 第39条3項3号ロ)にする必要があります。
上側か下側かということになります。たとえ左右の端であっても真ん中あたりに取り付けすることはできないということですね。
ルームミラーに設置する場合
フロントガラスに貼り付けない場合は、ルームミラーの裏側に取り付ける方法がありますが、上記の基準を考えると、ルームミラーの少なくとも下と左右にはみ出さないように取り付ける必要があると考えられます。
つまり、ルームミラー裏側の面積内に収めるのが無難ということですね。
当初、ルームミラーに被せて取り付けているワイドミラーの裏側にステーを接着させて、そのステーにドライブレコーダーのカメラを付けるつもりでしたが、ルームミラーの幅に収まりそうにないので断念しました。
今回の設置場所
今回は、説明書通りフロントガラス内側の上部に取り付けることにしました。
付属のカメラのステーをフロントガラス内側に両面テープで貼り付けることになっていますが、グラデーションフィルムを貼っていますので、そのフィルムの上に貼り付けるか、貼り付ける部分のフィルムを切り取って直接フロントガラスに貼るかということになります。
フィルムを貼っておよそ10日以上経過すると、基本的にカメラを貼り付けてもフィルムがはがれたりすることは基本的にないと思いますので、直接貼り付けることにしました。
グラデーションフィルムの記事でも書いていますが、貼っているフィルムはアーチ形ではなくストレート型なので、中央部分になるほど透明度は高いので、フィルム越しの録画であっても大きな問題はなさそうです。
車検シールは、カメラに映らないように少し右側にずらして貼っています。
取り付け方法
ドライブレコーダーの配線自体は難しくありません。シガーソケットを使う場合ならなおさらです。
しかし、シガーソケットがない場合に分岐させたり、シガーソケットを使わずにヒューズから電源を取ったり、配線コードを内張の中に入れて見えないようにしたい場合はそれなりの作業が必要です。
今回は、ヒューズから電源を取るタイプの電源ソケットを使い、できるだけ配線関係を内張などの内側に入れて車内からはほとんど配線が見えないようにしたので、それなりの作業が必要でした。
前カメラの配線
前カメラの電源部分の配線をします。
まず、運転席足元にあるボンネットのレバー周りのカバーを外します。奥のプッシュリベットの真ん中をドライバーの先などで押して外したら、あとは手で外すことができます。
次にフロントガラス右横のAピラーカバーのツメを上から手で外します。内張りはがしがあれば便利ですがなくても外せます。
ドライブレコーダーに接続するシガープラグが付いているコードの端子側を配線ガイドの先にビニールテープで巻き、アクセルペダル右奥の方からピラーに向かって上に通します。
下から見るとフロントガラスから入る光が見えていますので、そこへ向かって通します。
ピラーまで通せたら、配線ガイドを外し、コードの先端をドライブレコーダーを設置するフロントガラス上部の中央少し左部分までもっていきます。
フロントガラス付近の天井の内張の端部分は、コードを手で押し込んでいけばOKです。
次は電源の接続です。電源ソケットは以下のものを使用しました。
3種類の端子がありますが、今回使用するのはミニ平型です。
付属のヒューズケースを開いてヒューズにミニ平型を接続して蓋を閉めます。
ヒューズボックス右上部分に、先ほどヒューズと接続したミニ平型端子をはめます。奥までしっかりと押し込みます。
シガーソケットと電源ソケットを接続します。
ボンネットレバー下のマイナスアースの六角ボルトを10mmのメガネレンチで緩めて挟み、しっかりと締めます。
ここで一旦、ドライブレコーダー本体とつないで正常に作動するかテストしてみます。
動作確認ができたら、余った配線を束ね、カバーの内側に納めてカバーを元通りに取り付けます。以下の画像のようにすると、何とか収まりました。
前カメラ部分の配線が終わったら、後ろのカメラの配線です。
前に設置するドライブレコーダー本体とバックカメラをつなぐコードを後ろまでもっていきます。フロントガラス上部の先ほど通した電源コード付近に、バックカメラをつなぐコードを内張に押し込みます。
左周りで天井の内張とピラーカバーの内側を通してリアハッチまで通します。
左前のAピラーカバーの上部のツメを外して、コードを内張の中へ入れていきます。
ドライブレコーダーの設置場所変更などの時のために、Aピラーカバー内側部分に、コードの長さを余分に確保しておいてもいいかもしれません。
助手席側ドア側のゴムを一部外しながら、内張の中へコードを入れていきます。
中央のBピラーのカバー上部のツメも外し、左後ろドア側のゴムも外して内張の中へ入れていきます。
後ろのCピラーカバー上部のツメも外し、天井の内張の中へ入れていきます。
難しい箇所は、ボディの後ろまで通したコードをリアハッチの中を通してリヤガラスの真ん中付近まで通すところです。
まず、リアハッチとつながっているゴムを外し、ボディ外側へ出る穴までコードを出します。
穴が狭く、通り道が直線ではないため、配線ガイドだけをまず通し、配線ガイドの後方に針金をひっかけて、その針金にコードをくっつけて通しました。
次はゴムの中を配線ガイドを使って通します。この時、シリコンスプレーを吹きかけると比較的スムーズに通ります。
ハイマウントストップランプ下側の内側カバーを外します。手で外れます。
配線ガイドで真ん中の穴までコードの先端をもってきます。
バックカメラをリヤウインドウの真ん中上部に両面テープで固定して接続します。
ここでバックカメラも作動するかチェックします。動作確認出来たら、カバー類を元通りにして完成です。
プラスチックの黒いカバーは真ん中に穴をあけてコードを通しました。
おわりに
以上がドライブレコーダーの取り付けた手順でした。
実は取り付けが大変そうだと思っていたので、取り付けをしばらくの間ためらっていたのですが、やってみたら案外スムーズにできました。
グラデーションフィルムを貼ると、取り付ける場所が悩みどころになりますが、グラデーションがストレート型で中央部分のスモークが薄くなっていたのが幸いでした。
参考にしていただければ幸いです。