今から20年ほど前に発行が停止された五百円札(五百円券)

新しく五百円玉が出てきたときは真新しく感じたものですが、今では完全に定着し、五百円札は普段生活している中で見かけることはほとんどなくなりました。

たまに両親や祖父母が記念に取っておいたものが見つかったりするくらいでしょうか・・・。

そのような形で見つかった五百円札、どのくらい価値があるのか気になりますよね。

ということで、五百円札を現金としてではなく、商品として売買するとどのくらいの価値があるのかなどについて調べてみました。

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五百円札の種類

五百円札はいわずと知れた岩倉具視(いわくら ともみ)が描かれた日本銀行券ですが、実は2種類あります。

一つは昭和46年(1971年)1月に発行が停止されたもの(B号券

五百円札の価値は?1

 

もう一つは平成6年(1994年)年4月に発行が停止されたもの(C号券

五百円札の価値は?

 

いずれも現在は製造されておらず、発行もされていません。

発行というのは、政府がお札を世の中に出すことをいいます。

ちなみに二千円札は、現在製造はされていませんが発行はされています。

二千円札については以下の記事に詳しく書いていますので、よろしければ参考にしてください。

二千円札の価値は今?入手方法と使い道について

どのくらいの価値がある?

どれくらい価値があるのか気になりますが、多くの方が目安とするのは、古いお金などを買い取ってくれる古銭買取業者さんなどの買取価格ではないでしょうか。

買い取り価格は?

まず珍しい番号ミスプリントなどとった特徴のない一般的な五百円札についてです。

実のところそういった五百円札はプレミアどころか、買取そのもをしてもらえない場合が多いようです。

理由は、五百円札は市場に大量に出回っているため希少価値がないからだそうです。

市場にある五百円札は2億枚を超えるといわれ、上で紹介した B号券、 C号券問わず希少価値が無いと判断されることが多いようです。

一時は額面を上回る値段で買い取っていた業者さんも、在庫をたくさん抱えてしまって今は買い取りはしていないというところもあります。

仮に、買い取ってもらえたとしても額面をわずかに上回る額か、場合によっては金融機関などで五百円玉などに交換する手数料を差し引いた額面割れの価格になることもあるようです。

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プレミア価格になるものは?

しかし、プレミアが付くものもあります。

これは、五百円札に限った話ではありませんが、ほとんどのお札に共通するプレミアがつく特徴と同じものです。

どういったものにプレミアが付くのかというと

  • 連続した番号(連番)
  • ゾロ目
  • AA-AやA-Aなど
  • 印刷ミスがある

といった特徴があるものです。

お札にアルファベットや数字が印刷されていますが、その並びが珍しいものや印刷ミス(ミスプリ)などがあるものにプレミアがつく傾向にあります。

AA-AA-Aというのは、お札の数字の両隣に記載されているアルファベットがAAやAというものです。

これに加え、ピン札(美品)や未使用品ならより高価になります。

このような特徴があれば、五百円札に限らずプレミアが付く傾向にあります。

五百円札の価値は?2

もっとも、このような特徴があったとしても、五百円札は取り扱わないとしている業者さんもありますので、買取を依頼する際は確認したほうがいいでしょう。

ヤフオクなどで売るという方法も

買取業者さんが買い取ってくれないなら、ヤフオクなどのオークションサイトで欲しがっている人に売るという方法もあります。

実は、ヤフオクなどでは業者さんが買取していない五百円札でも額面以上の値段で売れることが多々あります。

オークファンというサイトでは、ヤフオク楽天オークションモバオクなど各オークションサイトの過去の落札価格を調べることが出来るのですが、それを使って調べていただければお分かりいただけると思います。

無料会員(一般会員)の場合は過去6カ月間有料会員(プレミアム会員)の場合は過去10年間の落札価格を調べることが出来ます。

やはり高く落札される傾向にあるのは、上で説明したような珍しい特徴があるものです。

しかし、そうでなくてもピン札であれば落札価格が高くなる傾向もあるようです。

このようにヤフオクなどオークションサイトで売れば、業者さんに買い取ってもらうよりも有利な価格で売れる可能性がありますので、選択肢の一つとしてみてもいいでしょう。

追記:過去にフリマアプリ等での現金出品問題が報道されましたが、ヤフオクではコレクション性の高い貨幣の売買については禁止対象にはなっていないようです。

現在も使えるの?

特別珍しい番号であるといったわけではない五百円札にプレミアが付かないとなれば、普通に使えないのか?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

実は、五百円札は現在も有効な紙幣とされています。

ですから、法令上は今現在お財布に入っているお金と同じように使うことができ、お店などは五百円札であることを理由に受け取りを拒否することはできません。

しかし、若い店員の方などは五百円札を知らないこともありえますので、実際の現場ではスムーズに使うことはできないかもしれません。

また、銀行などの金融機関に持っていけば五百円玉などと交換してもらえますし、五百円札で預金するということもできます。

さいごに

以上が五百円札の現在の買い取り相場や価値などについて説明でした。

五百円札は発行が停止されてからしばらくたちますし、あまり見かけなくなったのでちょっとくらいプレミアが付いているのではと思ってしまいますが、現在のところはほとんどプレミアは付いていないようですね。

ただ、今後新たに製造されることはないので、未来永劫プレミアが付かないということではないでしょう。それまで保管しておくか、それとも使える現金として使うか、はたまた新たに入手してコレクションするか、ご自身の状況に合わせて検討してみてくださいね。

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